あるいはこんな質問だったかもしれません。
’どんな方たちに泊まっていただきたいですか?’
先日打ち合わせに来て下ったコーディネーターののSさんからの一つの問いでした。
打ち合わせの日は満室。
7月にしては珍しく、湯治滞在のお客様だけという日でした。
そのうえ年齢層もかなりバラバラ。
昔からの常連さんの年配のご婦人たち、こちらは皆さんお一人でのご宿泊。
はじめて湯治にいらした60代のご夫婦。
そして念願のミニ湯治がかなった常連さんの若いご夫婦。
お部屋で食事をされる方もいらっしゃるし、食事処でお酒を楽しみながらの夕飯のお客さまもいらっしゃる。
館内は穏やかな空気が流れています。
確かに’この宿はどちらへ向かっているんだろう?’と思われるのも無理はないのでしょう。
でも、質問をされた時は、思いつかなかったけれど、
こうしてどんな方がお泊りだったかと書き出して、ふと考えてみたら
あることがわかりました。
これは’家族の風景’じゃないかと。ということは、
おばあちゃんたちに、お父さんお母さん、若夫婦。
どんな世代の方にも、
’居心地がいいなぁ?’と感じていただけるような空間と時間と、そして
おもてなしをご提供できる宿。
これが答えでした。
そして実はあるじと私の大きな野望は
’いつかは常連さんで満室の宿’なんです。
こう書くと誤解されそうですが、
つまり今もこれからも、宝巌堂をご贔屓にしてくださるお客さまを
たくさん増やしたい!ってことですね。まさに野望?
野望をいつの日にか・・・・・っ。
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栃尾又ラジウム温泉 宝巌堂(ほうがんどう) 8室の小さな温泉宿です
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