やよい会というのは、
大湯温泉と栃尾又温泉の旅館の若女将の会です。
発足した当時は、私たちも正真正銘の若女将でした。
ばあばたちの会は柏会といい、
この柏会の提案で、若女将の会を立ち上げることとなったのです。
立ち上げるといっても、
’おまえさんたちはおまえさんたちで、別の会を作って
仲良く活動しれや。おらたちはおらたちでやるから?’
訳：あんたたちはあんたたちで、別の会を作れば？
あたしたちはあたしたちで、メンバー変らずこのままやりたいからぁ?♪’
ってな調子で始まった会でした。
嫁に来たばかりで右も左もわからなかった当時は
この会で親睦を深めたり、旅行に行ったり、イベントの手伝いをしたり、
忙しいながらも、なんやかんやと動き回って楽しかった時代です。
ま、あまり難しいことは考えてなかったからなっ。
月日が流れ、名目は若女将でも、メンバーみんながいい年令になり、
それぞれの宿を背負ってたつ立場へと変化してきました。
この２０年の間、世間の情勢も変り、
景気もご存知のとおりの状況です。
そんな中、やよい会の存続を疑問視する声が
メンバーからもだんだんと上がってきました。
一番の理由は親会が消滅したこと。
栃尾又温泉と大湯は、今まで一緒にしていた組合としての活動を
別にするようになったのです。
そうなると、付属していたやよい会も、名目が消滅することになります。
年齢的にも環境的にも差の出てきた私たち、若女将。
若女将だった私たちの仲間もそろそろ大女将になる立場の人も
増えてきました。
実際、本物のお祖母ちゃんになった人もいます。
そうだよね。。。
ここらで、私たちもいったん卒業しよう。
このたびそんな運びとなりました。
実は女将として、
これからが正念場のやよい会の面々。
やるべきことも
考えることも
たくさんたくさんある。
それらを実行に移すことが、ちゃちゃっとできるような、
そんなフットワークのいい会に生まれ変わりたい。
そしてね、
自分ひとりではできないことが実はたくさんあるのです。
時には仲間の力を結集しないとできないことがある。
だから、フットワークとともに
チームワークもよく！
そんな会を、
仕切りなおした近い将来に、
きっと作りたいと思います。
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栃尾又ラジウム温泉 宝巌堂（ほうがんどう） ８室の小さな温泉宿です
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