昨日、初めて’ケンミンショー’を見ました。
なぜかというと、新聞にこんな番組案内があったんです。
‘新潟県民謎の生卵かけ植物に大興奮!’
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それはもしや、こちらの植物かしらん??
はい??!当たりでしたね。
そう、宝巌堂に春いらしたことのあるお客さまなら
絶対に一度は召し上がっていただいてます。
春の高級食材、’木の芽’。
アケビの新芽のことです。
アケビといえば、実を食べるのが普通ですが、
新潟では(しかも中越だけなんですねぇ?)
この新芽を摘みます。
だから、実(み)はほとんど見かけません。
これって、けっこうな贅沢なのかも。
お味はというと、
まずとにかく’苦い!!’というのが第一声でしょう。
ゆでながらその固さを食べて確かめる私ですが、
ゆでたては本当に苦いです。
でもその苦さの奥から、何とも言えない甘さが追っかけてくるんです。
これぞまさに大人の味なのかな?。
湯がいてから約1時間、水に浸してアクを抜きます。
好きな人はもうこのまますぐにでも食べられますが、
私はばあばから教わったこのやり方です。
番組では、生卵と醤油が定番のようになっていましたが、
実際はそればかりではありません。
私が初めて食べたときは、
ウズラの卵の黄身と醤油、そしてクルミをかけて食べていました。
こうするときっと湯がいてすぐ食べられるのかも。
苦さが中和できるんでしょう。
けれど、程なく、本当の木の芽好きにとっては
醤油だけがご馳走なのだと気づき、
それからウチでは醤油だけかけてお出ししています。
そっけないけれど、これが一番お勧めなんですね。
番組でも試食したゲストの方みなさんが
‘美味しい!!’と絶賛してらっしゃいました。
‘新潟にこれを食べに行こう!’なーんて、
ありがたい一言まで出ていました。
山の恵みは、なんといっても採りたてが一番。
日を追えば追うほど固くなります。
‘山に帰る’と表現します。
だから、とにかく収穫したそばから処理していきます。
ところで、
中越の木の芽は一番美味しいと思います。
なぜかというと、雪が多いから。
冬の間じっくりと雪に埋もれ耐えた木の芽は
ただ苦いだけではなく、実はその甘さが
格別なんです。
これもまた雪の恵みなのです。
大人の味の’木の芽’ですが、
ウチの娘の一番好きな山菜は木の芽。
魚沼の子供たちはきっとみんな大好きだろうな。
それにしても子供だけどねっ。
春一番の恵みですが、
そろそろ美味しい夏野菜が追っかけてきていますよ。
我が家も見ました。ケンミンショー。
GWに伺った時のことを、すぐに思い出しましたよ。深めの器に盛られた、アケビの新芽の緑がとてもきれいで、初めての食感と味でした。
そして、ツイッターにあった、「トマトのトマトあえ」。夏に伺った時、びっくりしたけれど、他では絶対食べられないメニューですよね。
夏野菜が追っかけてきている・・・
あぁ、どうしましょう。
ぬる湯も待ってますよね。暑い日のぬる湯が
また、最高なんですよね!
fufuさん、こんばんは!
いつもありがとうございます。
トマトのトマト和え
2回くらい今年も作りました。
なんだか栃尾又はここ2日間涼しくて
トマトの雰囲気になりませんが、
きっともうすぐトマト三昧になりそうです!
待ってますよ??!
夏のぬる湯は最高ですよ??!
ねっ♪