GW始めに封切りになったこの映画、
ご存知の方も多いことでしょう。
映画を見に行くのはちょっとできないので、
それなら!と、
遅まきながら私はマンガを買ってきました。
とはいっても、面白いかどうかわからないので、
まずは一冊。
面白かったので、続きをと思い本屋さんに行ったら、
あれ??私の買ったのはなんと3巻目。
なんでだーー!と本の帯を見たら、
3巻目にこう書いてありました。
‘話題沸騰で、NO.1!
なんという感違い????。
この映画を知ったのは、フェイスブックでのこと。
興味を引いたのは、旅行会社が作ったあるポスターでした。
まだ2巻しか読んでない(しかも第一巻は未読)のですが、
どうやら、主人公はローマのお風呂を作る技師のようです。
なぜかときたまタイムスリップして、
日本の銭湯や温泉施設を垣間見ることになり、
日本人がいかに風呂や温泉を規律正しく、
どんなにみんなが楽しんでいるのかを知ることになります。
このポスターに書いてあるのは
?浴槽に入るときには衣服を脱いでください。
?湯船に入るときには汚れた体を洗い流してください。
?湯船にタオルを入れないでください。
?浴室内では走らないでください。
?洗濯はご遠慮ください。
?湯船の中で体を洗わないでください。
イラストも面白く、めちゃ笑いました!!
私は銭湯育ち。自宅に風呂はありませんでした。
だから毎日銭湯に通いました。
その時も確か、
?とか、?とか、?は張り紙がしてあったなーと今思い出します。
?や?は日本人ならまぁ当たり前ですね。
?はようするにかぶり湯のこと。
温泉に入る前にはざっと体を流しました。
これも銭湯育ちなら常識なこと。
さて、
栃尾又温泉に’瞑想の時間’を設けてからしばしの時が経ちました。
長時間温泉で過ごす温度の栃尾又では、
長い時間入っているからこその問題も多々ありました。
それは’おしゃべり’。
温泉には様々な方が入浴されています。
特に栃尾又のようなタイプの温泉には
観光目的よりも、温泉に入って体のメンテナンスをする、
こういう目的の方の方が多いようです。
普段の忙しさをしばし離れて、のんびり静かに過ごそうと思って
お越しになる方はとても多い。
でも、それなのに、
ときたま、温泉は大騒ぎ。。。。。
そう、楽しいおしゃべりも、見方を変えれば、
騒音なのです。
‘テルマエ・ロマエ’の中でも、
温泉の入り方を知らない人に、
‘もっと静かに入ってもらえませんかの?’と
おじいちゃんがお願いする場面がありますが、
苦笑。。。でした。
主人公が、野蛮なローマの一部の民族を憂い、
日本人の温泉の入り方を見て、こう言います。
‘この民族(日本人)の清潔好きは、
ローマ人以上かもしれぬ・・・
浴槽に向かう前にまずは身体を洗い、
桶にためた湯を何度かかぶり、
身体を洗ったタオルをしっかり絞って、
それを頭の上に載せ、静かに湯の中へ・・・
そして、湯に、すっかり身も心も委ねる・・・
完璧だ!!
浴槽の中で心安らげるかどうかは、
共に浸かっている人間の様子にかかる部分が大きい。
湯に対して全身全霊を傾ける平たい顔民族(日本人)は
一緒に風呂に入るには最高の民族ではないか?!’
と。
古き良き昔の銭湯を思い出して、
しばし、栃尾又で
ローマ人もうらやむ温泉入浴を過ごしてみませんか?
今の季節なら、
鳥のさえずり、
セミの声、川の流る音、
きっと楽しめることでしょう。