雨のあと。

2年前の7月30日。新潟福島豪雨。

今綺麗になった宝巌堂の入り口の坂だけれど、

このたびのような豪雨になったり、

テレビで災害状況を見たりすると、

否が応でも思い出してしまう。

あの斜面から、土石流が出て、電信柱を倒したあの光景を。

たぶん、

きっとみんなそう。

こんなありえない強さの雨が降り始めると、

誰もがあの時を思い出してドキドキする。

 

あの日が来る一週間は

そういえば、ヒグラシが狂ったように鳴っていた。

風流なんて通り越して、

もううるさくてどうしようもないくらい。

 

今だからわかる。

ヒグラシは斜面が崩れることがわかっていたんだ。

だからさっさと地中から出てきた。

思い切り鳴いていた。

 

今年は、

風流という言葉がぴったりな彼らの声。

お客さまも網戸にして、それを楽しんでいる。

‘あのね、

日が暮れて暗くなると、鳴きやむんだよー’と教えてくださいました。

ホントだ、なんていい子!と

笑いあいました。

 

こんな光景がいつまでも続くように。

あのような自然災害が二度と起こらない様に。

どうか

栃尾又の神様、

私たちを守ってくれたように、

みんなをお守りください。

 

 

明日は長岡花火です。

晴れますように。

 

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雨が流れるのが見えるかな?

 

 

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