あっという間に1週間が過ぎていた。
コトの顛末も番外編まで終わり、
これから先、また番外編の番外編が出てくるかも。
ちょっと先を急いで転びそうになると
あるじがぽつりと言います。
‘今度、日赤に運ばれたら
おれは、旅館を閉めるぞ’
8月の情景が思わず目に浮かびました。
さて、9月、
すごくすごく楽しみにしていた方との再会が予定されていました!
遠く札幌から、
私の直属の上司であり、あるじの上司でもある、S課長が、
宝巌堂に宿泊することになっていたんです!
‘札幌のSですけれど’
その一言で、誰だかすぐにわかりました。
思わず、叫んだ!
‘S課長!!????’
30年ぶりに聞く懐かしい声。
女子ばかりの営業部業務課を束ねる課長は
きっと苦労も絶えなかったはず。
厳しかったけれど、本来、とても優しい課長だから、
なんだかあんまり怒られた気はしなかったなぁ。
現在は札幌で
‘ラケットショップスガワラ’を
営んでいらっしゃいます。
http://www.rs-sugawara.co.jp/
北海道のバドミントンショップの中心的存在のお店です。
だから社長なのに、’課長’って思わず呼んでしまうー!
お店をオープンして以来ずっとずっと、
私たちにまで毎年欠かさずに、年賀状をくださいます。
家族の写真入りでのお店の年賀状。
だからこのたび初めてお会いした奥さまとも、
とても初めての気がしませんでした。
伺えば、これはヨネックスの社長の教えだったそう。
私も改めてその教えの大事さがわかりました。
そのおかげで、私たちは、30年経った今でも
ご縁がつながっています。
さて、
予約をいただいてから私は怪我で入院。
でも、特にそのことを連絡することはありませんでした。
あー、どうしよう、松葉づえだけど、
ま、退院してるし、会えるから?、とのんきに思っていたら
なんと電話があった。
‘ちょっとっ!ブログ読んだんだけど、
骨折したんだって?
いったい何をしているんだ!’
と、応対した榎本に問うたそうな。
電話を替わろうかという榎本に、
‘いや、いい。
月曜日に行くから!’
と言って、電話を切ったそうな。
きゃーーー!怒られるじゃん、私!
そうして、ドキドキのその時はやってきた。
でも、もうひとつ、びっくりしたのは、
今回、奥さまと、もう一人の同伴者もまた、
私とあるじの先輩だったからだ。
びっくりするやら、嬉しすぎるやら、
何とも楽しい晩となりました。
在職中は、
会社の悪口ばかり言っていた。
いまでも仲良しの同期先輩が集まると
(年に一度は宝巌堂に来てくれます!)
やっぱり、在職中の苦労話、上司の悪口、を
口々にしゃべりまくります。
でも、何だか、
社員の結束は妙に固い会社だった。
きっとあのころは
会社も発展途上のドタバタの時代だったんだな、と
今は思える。
だから、ドタバタを共にしてきたみんなとは
こうして何年経っても、会えて嬉しい間柄になっているのかもね。
そう思うと会社に感謝かも。
また来るよ!
今度はOBOG会でもやりたいな!
と、
課長と先輩は北海道へ帰っていきました。
また楽しいことがつながる予感。
それにしても、
変わりませんねぇ、私たちみんな。
S課長、サイジョー、Mさん。
S課長、星くん、Mさん。
S課長、奥さま。