次の桜へ

DSC00047これは、宝巌堂の石段とお庭の間の桜の木。

こんな狭苦しい場所で、枯れもせずに、

よく毎年綺麗な花を咲かせるなぁ。

日付を見れば、2012年に撮影したもの。満開です!

 

蝦夷彼岸桜というらしく、

ソメイヨシノのほのかな桜色とは違い、

まるで桃のような鮮やかな色の花を付ける木でした。

色が違うでしょう。

あまりに見事に花を咲かせたときは、

ライトアップして、夜桜見物と洒落たものでした。

 

2年位前に、雪の重さに耐えられず

そのうちの1本が折れ、

残念ながら切ることになってしまい、

その切り株を、アトリエひと葉さんが

その年のお正月のお飾りに生かしてくださった。

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こんな風に飾るんだぁ、とびっくりした。

 

 

そして、去年の年末、初雪が降った後、

もう一本の桜も途中からぼっきりと折れたのだった。

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お隣の神風館さんの屋根に枝がかかって、

かろうじて支えられている。

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そんなに重い雪だったろうか、

しかもそんなに多くはなかったはずなのに。

 

もう寿命だったんだな。

切り株の中を見たら、もう腐ってグサグサになっていた。

 

普通の桜の寿命は大体60年らしい。

義姉?が生まれたときに植えた桜の木だそうだから、

その役目も十分果たし、

長い間、私たちを楽しませてくれました。

 

今日は朝から折れた桜の木の処理作業が行われました。

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ちなみにこの子↑は甥っ子。森林組合で働いています。

この仕事がしたかった、という、ワイルドな男っこ。

彼の母親がこの桜の木の持ち主ですよ。DSC02650

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ここどうする?すっぱり切ってしまう?

それとも残しておく?

 

残しておいたら、そこから、また新芽が出てくるんだろうか?

桜はまた咲くんだろうか?

 

咲くらしい。

たぶん、10年後くらいには、と、隊長。

 

10年後かぁ。

どうなってるだろう。

きっとあっという間だ。

 

次の世代にまたこの桜の花が見れるように、

その元を残したのでした。

 

まだまだ頑張って、

またこの桜を愛でようと思った日でした。

 

 

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