GWが過ぎ去りました。
今年は長いようで、過ぎ去ってみればなんだかあっという間でした。
GWの10日あまりの間、
天候はめまぐるしく変化しました。
全国一の32℃を新潟県三条市が記録した日は、
栃尾又もあっちぇかったー。
夏が一気にやってきたかのようでした。
でもその翌日、夜の気温は10℃くらい。
この天候のため、
今年の山菜は少し出方がおかしかった。
ほぼ一ヶ月は早く季節が進んでいます。
いつもの年ならば、
4月後半からGWに始まり、今頃は山菜の真っ盛りなんです。
フキノトウから始まって、こごめ、葉ワサビや木の芽などなど
日を追うごとに順々となのですが、、
今年はちょっと違います。
なんと、
GWにはすべての山菜が出揃ってしまいました。
そろそろ山菜も少なくなってきたねぇと感じる5月半ばから6月前半、
そのころはワラビ、そして、根曲がり竹が出てきて、
山菜もいよいよ終盤、となるのです。
ところが、
ワラビも根曲がり竹も今が盛りです。
え、もう終わりなのか??
回りを見渡せば、
新緑というよりも、なんだか真夏の緑に囲まれています。
それはそれで、本当に綺麗!
眩しいくらいです。
夏が早いかなぁ。
そういえば、夏の野菜、みんなが大好きなおかひじきも、
成長がすごくいいらしいです。これは楽しみ。
今年は全くぜんまい採りに出向かなかったあるじですが、
ワラビと木の芽は収穫してきます。
今日はワラビの作り方をご披露します。
ばあばから伝授された宝巌堂流ですが、
今のところこれが一番失敗もなく、うまく仕上がります。
ワラビは採ってきたら、すぐに処理します。
山菜はすべてこれが基本。
時間が経つとどんどん固くなる。
山に帰ってしまう、とここら辺では表現します。
面白いですよね。
ワラビの下の方は少し硬いので、
ぽきぽきと手で折れるところから折ります。
それから、上の方のもじゃもじゃ下部分も取り除きます。
ここは発がん性物質があると言われていますが、
それでなくてももじゃもじゃして美味しくない、とばあば。
だから私もこれはすぱっと切ります。
それから、一口大の長さに切り、ボールに入れて
ざっと洗います。
重曹の出番!
重曹を、これくらいの量の場合は、
小さじ半分くらい、全体に良くまぶします。
だんだんぬめりが出てきます。
その間にお湯をたっぷり沸かしておいてください。
そしたら、
先ほどのワラビの入ったボールに一気にあっちぇお湯を投入!
このまま一晩置いておきます。
そうすると、こんな風に緑青ぽいいろになります。
そうしたら、水を変えて、
重曹臭さをよく抜きたいので、何度も変えてください。
昔は清水で打たせていたんですが、今はそれも出来ず、
とにかく暇さえあれば水を変えています。
水に浸したまま冷蔵庫へ。
4,5日は全く大丈夫です。
使うたびに新しい水に入れ替えています。
一番好きな味は三杯酢に辛子を入れたもので和えるやつ。
最近、これをワサビでやってみたら、
これもまた美味しかった!
味はほぼない。
あるのはぬめりとシャキシャキ感。これがワラビの持ち味。
この2つの特徴を同時に出せる仕込みが
この重曹を使ったやり方です。
是非試してみてくださいね!