宿屋の女将になって早28年。
こう見えて案外と、人としゃべるのに勇気が必要です。
気持ちの持って行き方、というか、持ちようというか、
ここが、
うぅぅぅ~~~~、って感じだったんです。
よしっ!って、気合入れます。
今でもそうです。
とてもそうは見えないでしょうけれど。。。。
料理や片付けや、掃除、
これまた苦手で、あまり好きじゃない。
つまり、これじゃダメダメですね。
よくこれで宿屋の女将をやってられるなぁ、と我ながら思います。
食べることは好き。
外食も大ーー好きですが、
林檎屋母は、忙しい中何もかも手作りだったため、
自分でも作れるものは作りたい、
そして、その方が絶対に美味しい、ということは
なんとなくわかっていました。
でも外食は大好き。そこ、協調!
やり始めてみたら、料理も案外面白い。
そして、今の宝巌堂の料理がある、と。
そこにつながっているかな。
子供の頃、
何に興味を持っていたか、何が好きだったか、
ふと考えました。
蟻の巣、描くの好きだった。
蟻の巣?? なにそれ? でしょう?
ちょっと思い出して描いてみた。こんな感じのだった。
つまり地面の下の蟻の巣、家、をちまちま描くのが好きだったんですよねぇ。
あとは、作文を書くこと、
これも結構好きだったなぁ。
小学校6年の時の私の文集をたまたま読んだ娘が
’なにこれ、生意気なこと書いてるねー’、なんて思わず言ったくらい、
すかしてた(ふ、古すぎる言い回し!)と思います。
お昼マップや、パン屋マップ、
直売所の案内、旅のしおり、
いろいろと作っていますが、
これ、みんな実は蟻の巣を描くことに
その原点がありました。
ブログを書くこと、
Facebookで友人とやり取りをすること、
これもまた、
作文からつながっている。
そう考えると、
宿屋の女将をしていますが、
なんとなく好きなこともしている私。
’好きなもの、興味のあるもの、
これが少しでも仕事の中にあると、
その仕事は楽しくなる’
このことを知人のブログで読んで、そして
とっても感銘を受けて、
私も自分を分析してみたら、
ご覧の通りだったわけです。
宝巌堂のスタッフはみな、技ありのつわもの揃い!
その得意技を、出来るだけ
仕事の中に取り入れていきたいなぁ、と
いつも思っています。
字を書くことだったり、
縫うことだったり、作ることだったり、
お客様とおしゃべりをすること、だったり、
花を飾ることだったり、
絵を描くことだったり、
そこいらじゅうをきれいに磨くことだったり、
まだまだ、いろいろと。
それが仕事に入ってくると、
きっとそれこそ、仕事してても
いい気があちこちに流れるんだろうなぁと、
ちょっとワクワクしている私なのです。
好きって、いいよね!