先日、雑誌´自遊人’さんが主催された、
魚沼 食の学校に参加してきました。
その日はお客様がたくさんいらっしゃる日でしたが、
この方にどうしても会いたかったのです!
築地御厨というレストラン専門の八百屋さんのオーナー、
そして、’やさい塾’という、一般のお客様向けの野菜教室の先生、
野菜の達人、野菜の目利き!
内田悟さんがその人です。
数年前に発刊された内田さんの本は今や私のバイブルです。
宝巌堂のお料理にも内田さんのレシピが満載。
とはいえ、作り手も材料も調味料も違う、というのが
料理のミソであり、醍醐味なんだろうな、
きっと全く違う料理になっていることでしょうけど。
聞きたかったことはたくさんありましたが、
そんなことはすべて吹っ飛ぶような講演でした。
食が目指すのは、
医者にも薬にも頼らない生き方。
そして、大切なことは、
季節のモノを頂くこと。
自分を信じなさい、
あれやこれや、情報に惑わされないこと、
味覚も同じ、自分の感性を信じなさい。
とっても心に沁みる言葉でした。
野菜出汁(べジブロス)の作り方を絶対に聞こう、なんて思っていたけれど、
そんなことはどうでもよくなった。
今、宝巌堂のお料理は、
毎日、夏野菜三昧。
茄子とキュウリばっかりいじってる。
そのうち、それになますうり(糸瓜)が参加する。
ゆうごうが毎日味噌汁に入る。
来る日も来る日も枝豆を洗っている。
だから、食卓に並ぶお料理も
食材はほぼ同じ。
いいのかな?いいんだよ、美味しいんだもの、
これが一番。
だって、涼しくなれば、誰もキュウリを食べたいって思わないよ。
今しかない!
って、思っていたけれど、
それでよかったんだね。
’食品添加物をできるだけ摂らない’
’発酵調味料を取り入れる’
’塩と水はいいモノを’
そして、
遅まきながら、ようやく決心して、
砂糖を換えました。
今まで、田舎ごっつぉには、絶対に砂糖が必要だ、
と思っていた私。とってもとっても遅れていました。
どうしても聞きたかったことがそれでもあって、
聞けるかドキドキしていたのですが、
講演後入口近くの席に座っていた私の傍まで
内田さんが!
目が合ったし!
茄子漬けの漬け方についてマンツーマンご指導いただきました。
(これについてはまた次回に詳しく。実は今試行錯誤中なのです)
内田ファンとしては、
なんとしても写真でしょ!そうです、ミーハーなのです。
案外。。小心者。。。
変な自撮りを数枚撮影した。
’撮りましょうか!?’
と、見るに見かねた、自遊人岩佐さんが、
ツーショット撮影してくれました!
ありがとうございます!
さて、茄子漬けに使う魚沼の特産、’深雪茄子’を
農家さんから直接買うようになりました。
その日に収穫したてのつやつやした色合いの、
柔らかい茄子です。
この茄子色をどうやって出すか。
しばらくどたばたとやってみたいと思います。
いやー、野菜って面白いね!
そして、
魚沼の野菜って本当に美味しい。
水と空気がきれいだと、
美味しい野菜が食べられる。
今日も食卓に
野菜がたくさん並ぶ幸せを感じます。