一年中を通して
青い菜っ葉は食卓に上ります。
ホウレンソウや小松菜、青菜、夏は大好きなつるむらさき。
冬になるとこのいわゆる’青菜’と呼ばれるものが
一段と美味しくなります。
よく耳にする言葉は、
’とう菜’
いったいどんな漢字を書くのだろう、と気になっていたのですが、
誰もはっきりとした答えが返ってこないー。
気になるなー、気になるなー。
冬菜?それともフキノトウの’薹’って書くのかな?董菜?
魚沼ポエムに代表されるような菜花系のことを指して
そう呼ぶのかな?
先日、
佐々木農園の佐々木大輔さんが
採りたての青菜を持ってきてくださったので聞いてみました。
’冬菜’が正解!
私は青菜、のことをそう呼ぶと思っていたのですが、
ホウレンソウも小松菜もアスパラ菜も、
冬に採れる青菜のことを冬菜って呼ぶんだそうです。
冬の菜っ葉、ですね。
またやはり、
董菜、と書くのも正しいようです。
両方の意味を持っているのでしょうね。
だから、’とう菜’って、ひらがなを使っているんだわ。
私が青菜、と聞いて、すぐ浮かぶのは、
南魚沼市大崎地区が原産の’大崎菜’です。
大崎地区で採れるこの青菜が純粋の大崎菜。
少し苦味があるのが特徴です。
採れる地域によって名前が変わります。
八色菜も女池菜も仲間。
佐々木農園さんの青菜を最初に知ったのは、
魚沼市が開催した特産の野菜、加工品の見本市で、だったと思います。
その時は私の意識も低かった。
最近FBで、
改めて佐々木さんの野菜作りについて深く知ることとなります。
夏のミニトマトはこれ以上ないくらいの甘さ。
しかも無農薬で皮もめちゃくちゃ柔らかい。
トマトではなくてこれはもう真っ赤な果物です。
トウモロコシも生で食べれるほどでした。
これで作ったトウモロコシスープは最高の味でした。
秋は、サツマイモ。干し芋がとてもおいしかった。
こんにゃく作りにはかかせない化合物を使用しないこんにゃく、
無農薬の落花生などなど、
佐々木さんの無農薬で安全な野菜作りは、
きっと困難の連続だったと思う。
さて、
佐々木さんの青菜は前述の大崎菜の仲間です。
子供にも食べてもらえるように、苦みをできるだけ少なくした、
甘い青菜です。
芯の部分は生でも食べれた!
作り手によって、野菜は味が違いますね。
これらを全部ひっくるめて’青菜’と呼ぶには
もったいなさ過ぎる~~といつも思います。
直売所では一つ一つに生産者の名前が
必ず記載されています。
私たち消費者はその名前を見て購入しています。
一度買って美味しかったから、とか、
回りの人からの’美味しかったよ情報’、とか、
作り手の性格とか(教えてくれる人がいるんですよ、たまに)
野菜の色艶や姿、形はもちろんですが、
誰が作ったのか、というのはかなり重要なんですよね。
冬の間、直売所は品ぞろえも少ないですが、
それでも青い野菜がちらほらと並んでいます。
キノコや、さつまいも、さといも、
そして雪下ニンジンや、雪下大根、などなど、
チカラの出る野菜が豊富です。
野菜好きの私としては、
そして昔青臭いにんじんが大好きだった私としては、
トマトはトマトらしい、
キュウリはキュウリらしい、
茄子は茄子らしい、
あの昔の野菜を、
もう一度口にしてみたいなーとも密かに思っています。
いろいろ買ってみて、またそれを探すのも直売所の楽しみかも!