玄関脇で、
しばらく大工さんがごったくしていました。
ちょっと大物をその場所に置くためです。
でも、
玄関の脇に金属的なそのブツを置くのには
どうも抵抗がある。
設えは大事です。
やっぱりここに扉をつけなくては。
それも、玄関のイメージに合うようなものを。
それは新品ではない、古道具だよね。
そんなことをあるじと話していたちょうどその日は
これから休館日というまさにその日!
これは、行くしかない!ということで、
行ってきました。
長岡の井口製材所さんへ!
なんとも広大な敷地と7つくらいある倉庫には
ありとあらゆる古材や古道具がつまりに詰まっています!
これを全部把握しているご主人と奥さんはすごいです。
奥さまの康子さんとはFB友達。このたびは4度目の訪問でした。
蔵の戸や、玄関の戸、部屋の木戸、
戸、と言っても
それぞれ用途も違うし、
サイズも、重さも、いでたちも
全く違います。
残念ながら、蔵の戸はあまりに重厚過ぎました。
玄関用の戸はガラス部分が多いし、
部屋用の戸は高さがありません。
どうしたものかとあきらめかけたとき、
見つけました!!!
本当にちょうどいいサイズ、まさにこれも運命の出会いです。
隅々まで拭き掃除をして(榎本が、ね)
障子紙を張り替えて(あるじが、ね)
見事に生まれ変わりました。
さて、
大工さんの技が光る取り付けです!
そしてペンキ屋さんも出番。
味のある見事な’部屋’となりました。
あとは中が見える硝子の部分を
昭和の模様の硝子に替えるか、
布を貼るか。悩み中。
この一連の大工さんの仕事を見ていたお客様、
’ウチの近所の工さんはリフォームを本当に嫌がって、
出来るならやりたくない、って言うのに、
ホントにすごいです!
背中に匠って書きたいくらい!’
と感動していらっしゃいました。
大工さん、背中で照れ笑い。
’いつも面倒なことばっかり頼んで悪いねぇ、’って
別の若い大工さんに言ったら、
’面倒なこと大好きだから!’って!
こんな匠たちのおかげで、
趣ある設えが生まれます。
いつもありがとう!