ふたりの旅の変化

おひとり様はまったく珍しくはない、

今や、大手を振っていい時代です。

ようやく時代が追い付いてきたのよね。

だって、旅の基本は一人、なのだから。

栃尾又は昔からどこでも一人のお客様が多かったのだから。

 

そんなおひとり様の滞在に、

昨今、とても面白い傾向があります。

いや、正確には

’おひとり様’ではありません、

ご夫婦、友人同士、など、

おふたりでお越しになって、

部屋は別々にお願いします、

というパターンです。

 

おひとり様優先のお部屋が3室ありますから

空室があればご要望にお応えしています。

 

こういう使い方、

もしかしたらこれから増えていくんじゃないかな、って

なんとなく感じています。

 

都会は本当に人・ひと・ひと!

ひさびさに合羽橋にあるじと行ったのですが、

日本人、外国人、ごった返していました。

今浅草に帰っても、浅草寺の中心はなるべく避け、

裏道や、それこそ実家の周りで食べたり、飲んだりしています。

そして、

そういう店が実家の近所にもどんどんできている。

だから離れた浅草もなんだか賑やかです。

浅草も変わってきました。

 

とにかく、人が多い。

これって疲れるんだね。

 

だから、

一人で湯治に来たい。

 

食事の時だけは一緒で、でも、

それ以外は本当にみなさん、個々に

思い思いに湯治を愉しんでいらっしゃいます。

 

お客様が目指す場所であれること、

宿屋冥利につきるなぁと

つくづく感じます。

 

親子、兄弟、姉妹、

実はこのふたり旅は、

例外なく、一緒のお部屋です。

離れて暮らす家族が、

久々に顔を合わせ、

じっくりと話し、笑い合い、食を共にする。

 

これもまた湯治のとっても素敵なところ。

 

皆さん、宝巌堂を見つけて頂いて

本当にありがとうございます。

 

今日は秋晴れのいい天気です!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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