’やっぱりなくすお部屋は
弐の伍番なんですねぇ。。。。
残念だなぁ’
そんなお声がちらほらと常連さんから。
こじんまりとしていて
日当たりもよく、
気持ちのいいお部屋、弐の伍番。
階段を上ったすぐのお部屋であること、と、
宿泊のお客様が必ず通る道(廊下)なので、
足音も、そして、
お掃除の音も響くかなぁと思っていたのですが、
どうやら、そんなことはないらしい。
伍番を指定されるお客さまは
そう多くはなかった気がしていたのですが、
どうしてどうして、
密かにそんなに人気モノだったとは。
そんなお部屋を今
しみじみといつも見ています。
今窓際に置いてある昔々の学童机に座り、
外を眺め、
いい部屋だなぁ、と、
我ながらつくづくと。
伍番にいつもお泊りだった、
年配の女性のお客様の顔も浮かびます。
皆さんからこんなに愛されたお部屋を
果たして、なくしていいのだろうか、と
ふと思いがよぎります。
だからこそ、この場所を、
今度は
お客さまみなさんが思い思いに利用できる、
パブリックスペースへ。
きっときっと、
いい空間にします。
これからもよろしくお願いします。