こんにちは、
新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’
野菜大好き若女将、星智子です。
お電話で、メールで、公式LINEで、
また、HPの予約フォームから、と、
いつもご予約をありがとうございます。
このサイトが今のような感じにリニューアルしてから、
もう何年くらい経つでしょう。
その間、変化した事柄も多々あり、
ちょっと使いにくいと感じられる部分がでてきたり、で、
HPを久々にいじることになりました。
この度もサイトを作ってくださるのは、
タビエルの宿の主宰者’タビエル’さん。
写真も文章も、タビエルさんの人となりが出ていて、
他のサイトにはない温かみがある、と
お客さまからも好評です。
そして、さらに、
どんなふうにサイトをリニューアルするのか、
それをタビエルさんと宝巌堂と一緒に、
一から考えて提案してくれる強力な助っ人’ソミヤン’さんが
リニューアルチーム(!)に加わってくれることになりました!
今、中身を精査、検討中ですー!
さて、その中で、先日話題になった言葉があります。
それは、
’現代湯治’
という言葉。
宝巌堂のサイトの一番最初に出てくる言葉は、
’くう・ねる・はいる’で
心とからだをととのえる
我ながら、うまくできた言葉だなぁと思うのですが(自画自賛~~)、
この言葉が、
宝巌堂の考える、現代湯治というものを一番よく表現しています。
くう(食べる)
ねる(寝る)
入る(温泉に、入る)
この3つの環境が揃って初めて、
’心とからだをととのえる’
ということになるんですね。
ソミヤンから聞かれました。
’昔の湯治と、どう違うんですか?’
なんていい質問!
そうですよね、そこがそもそもわからないと、
現代湯治の意味もあいまいになります。
ばあばが嫁に来た頃は、
それこそ、湯治は、温泉に入ることだけを意味していました。
そう、’はいる’の部分だけ。
なぜそう思うのか?
ばあばの話を聞くと、それだけが目的だ、とつくづく思うのです。
たとえば、’くう’は、自炊です。
自分の家から持ってきた材料でご飯とみそ汁を作る。
この部分は宿屋の仕事だったそうで、
おかずはお客さんが、これまた自分で持ってきたものを食べる、
という形式でした。
そして、’ねる’。
昔は知らないお客さん同士が同じ部屋で寝泊まりをする、
’相部屋’が普通に行われていました。
びっくりですよね。
客室が足りないと、自分たちの部屋までも提供していた、というのですから、
居心地とか、安らぎとか、そういうものは重要視されていなかったんでしょう。
しかも、布団はとーっても重かった。
とにかく、
湯治は、温泉に’はいる’、ことだけが目的だったんです。
でも今は違いますね。
温泉に’はいる’より先に、
’くう’’ねる’です。
美味しいものを食べて、
居心地のいい環境でからだを休める。
これが現代の湯治。
湯治とは自分メンテナンスをすること。
これに他なりません。
最近、とみに若いお客様がいらしてくださいます。
からだはどこも悪くない。
でも、疲れてる。
みなさん、そうおっしゃいます。
でも、栃尾又で過ごすと、元気になるんです。
晴れ晴れとしたお顔を見れるのは
私たちにとって、最高です。
ソミヤンから質問を受けて、
あらためて、湯治とは?と考えてみました。
こういう時間は必要ね。
初心に戻ります。