こんばんは、
新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’
野菜大好き若女将、星智子です。
今日はこんな時間になってからの更新ー。
年賀状のファイル、たった今私の担当2冊目が完了ですー!
さて、今日は本の話題です。
今、読んでいるこの本の作者は、
偶然見て大ファンになったドラマ、’ランチのアッコちゃん’の原作者、
柚木麻子さんです。
ランチのアッコちゃんは、NHKの深夜ドラマだったかなぁ?
とってもかっこよくて、潔くて、素敵な’あっこちゃん’が
主人公だった。
あまりに面白くて、その後、原作を買いました。
そのあと、友人から教えてもらったのが、
’本屋さんのダイアナ’これも柚木さんの作品でした。
これもめちゃ面白く、そして、たくましい女の子が主人公でした。
先日、いつもの恵泉ガールズメンバーのグループLINEで
柚木さんの新作であるこの本、’らんたん’のことを知りました。
なんと、
学園の創始者、河井道先生がモデルなんですって。
そして柚木さん自身もまた同窓だったとはびっくり。
’河井先生の自叙伝’マイランターン’、
読むの必須だったよねぇ~’と、
中学から恵泉というのがほとんどのメンバーが
懐かしく思い出していたけれど、
高校から入学した私は、そういうこともなく(たぶん)、
河井先生や一色先生のことも
遠い昔のお話、くらいにしか考えていませんでした。
と言っても創立は当時で50年くらいだったから、
そう遠い昔というわけでもないのだけれど、
まぁ、当時は興味が全くなかったわけです。
キリスト教のことも、女子教育のことも、学校のことも。
今更ながら母校のことを初めて知った。
読み進むうちに、びっくりすることばかりでした。
出てくる登場人物は全員が実名。
その登場人物は、
ほとんど誰もが知っている名前ばかりだったのです。
上げればきりがない、敬称略で、
新渡戸稲造、津田梅子、村岡花子、有島敏郎、太宰治、市川房枝、
まだまだ、名だたる名前が連なります。
その誰もが河井先生ととても近しい関係にあったことは、
驚きとともに、信じがたいような、
まるで歴史の教科書の裏を読んでいるようです。
ここまで女子学校教育に全人生を注いでいたとは
高校生だった当時は全く知る由もなく、
のほほんと学園生活を送っていました。
聖書の授業もあったし、主の祈りもしたし、
同級生はといえば、
みんな女子校らしく、可愛くて、華奢で、いかにもお嬢様~~という感じなのに、
なんだかどこか、男前。
一緒にランチに行ったとき、
それぞれがそれぞれの注文の希望をするも、
最終的には、
一応伝えたけど、あとは任せるわよ、みたいな感じ。
その理由が、
この本を読んでわかったような気がしました。
’砂漠に花を咲かしめなんと、
愛の聖戦、勇み戦わん、
げに勝利の君の先立ちたもう
大進軍に我らも続かん’
’大進軍に我らも続かん、なんて、
すごいこと言う校歌だよね~~~~!’
って、
実はみなと笑ったことがあったのですが、
校歌の歌詞にも納得だったのでした。
女が手を取り合えば
男はいつか戦争ができなくなる。
この帯の言葉は、迫るものがあります。
たくさんのエールを元気をもらった気がします。
実はまだ最後まで読んでいない。
あと少し。
読み終わるのがもったいないような、
また今日の夜のお楽しみとしましょう。
朝ドラは全然見れない私ですが
これ、朝ドラになると、すっごく面白い!って思った。