’何のために働くか’

おはようございます、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂

野菜大好き若女将、星智子です。

 

’じゃ、屋根上ってきます~’

 

’どこ?大屋根?’

 

’うん’

 

 

ああああ、耳を澄ませる午前中です。

 

 

静かな日々の妄想中には、いろんな情報が入ってくるんですよね。

いい情報も、中には見なくてもいい情報も。

知らない方がよかった、そんなことだってたくさんある。

だって知ってしまえば心が波立つから。

揺れにはめっぽう弱いんですよ。

 

インテリアのセンスが素晴らしい、

全てにおいて’ホンモノ’しか扱っていない、

調度品も凝ってる、その選択眼もまた素晴らしい、

食材は最高級の地元産、高級食材も惜しみなく、

調理人は三ツ星レストランのシェフを招聘、

もちろん価格は私の限界は超える、

 

そんな’宿’。

けっこうな数があります。

 

すごいなぁ、と思うと同時に、

落ち着け、初心に帰れ、と

言い聞かせます。

 

私たちにお客さまは

どんなことを求めているの?

私はどういうふうにしたいの?

 

まったく前述のような宿にしたい、とは、思ってはいないのに、

憧れが、焦りに変わる。

今のままでいいのかなぁ、といつも自問する。

 

確固たるこだわりはない、って思う。

ストイックでもないし、

体にいいモノはもちろん大切だけど、

大好物はポテトチップスとあとビールだからね。

 

先日、井門さんが、大学の授業の最終回で、

1年間アジア放浪留学をして今は個人事業主として働く卒業生に

講義をしてもらったそうです。

 

’何のために働くか’

 

学生の答えはおおむねこんな感じ。

、「豊かに生きるため 生計を立てるため 自分のコミュニティーを必要とするため 人生という与えられた時間を使うため 生きるため 暮らしを豊かにするため 働いていればいつか報われるんだ、 と自らを納得させていくため」というテキストの画像のようです

 

テキストのアニメ風の画像のようです

全部、正解ですよね。

人それぞれ違うのですから。

 

 

そして、

彼の答えは、

1人、立っている、テキストの画像のようです

 

 

ちょっと、がーん、って思っちゃった。

 

そこか。。。

実はあまり考えたことがなかった。

 

でも、もやもやの中にちょっとだけ光が。

 

自分のやりたいことの実現のために、って言う気持ちもあるし、

いまでもあるし。

その先にあるのは、

それがいい、と言ってくださるお客さまが来てくださって、

心からのんびりする姿を見れることなんだよなぁ。

 

どこの誰と、どこの宿との、比較じゃないんだよね。

 

人のために働く、

なかなか言えることじゃないけれど、

仕事ってきっと最後は全部そこに繋がってるのかな。

 

なんか、

すごくいいな。

 

あるじ、気を付けてよー!

(心の叫び。。。。)

これは大きな大きな仕事です。

 

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