’おいしいを伝えたくて’ 外山迪子さんのレシピ本

こんばんは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

先日買った料理の本はこちら。

 

38年、食の現場を見つめて

家庭食

いのち輝く

応援レシピ

 

FBの新潟Rと言う保存版の新潟観光誌のページで見つけました。

 

著者は

38年間食育活動を続けられている三条市の外山迪子(とやまみちこ)さんと言う方。

新潟Rによると、

’『にいがたのおかず』にレシピ提供いただいた新潟県食生活改善推進委員協議会会長で

全国の会長も務める外山さんの「家庭食」レシピ66品をまとめた

『家庭食 いのち輝く 応援レシピ』を制作させていただきました。’

これはもうぜひとも欲しい1冊です。

新潟日報でも紹介されていました。

 

新潟の食材を使った郷土色豊かな一品もあれば、

ポリ袋で作る非常時にも役立つハンバーグなど、

どれも作ってみたい、そして、

これ、できそう!って思える一品が多い。

その思いを読む人にさせることができる、

そんな一冊です。

 

私がぜひともやってみたかったのは、

長年の懸案料理だった、

車麩のフライ!

 

数年前も作ったことがあったのですが、

これがまた不評で~~~。

造ってもだれも食べてくれなかったという~~、

悲しいお料理だったのよねぇ。

 

絶対に美味しく作りたい、でも

どうやったらいいかわからない。

 

きっと著者の外山さんのレシピなら間違いない!って

思ったのです。

 

今度こそ!

 

果たして!

 

いつものように、

絶対に美味いはず、と信じて、(味見しない。。。)

湯治のお夕飯の一品となりました。

 

お膳を下げに行ったら、

ちょうどお客さまとばったり。

 

’ねぇ、あの車麩のフライ、

おいしかったわぁ!

どうやって作ったの?’

 

きゃーー!!!!!

 

やったぁぁぁぁ!!!!

 

初めて褒められた!

 

嬉しすぎてそこで、お客さまに作り方を伝授。

 

ポイントは、

乾燥した車麩を漬け汁につけて、もどす、事!

それをフライにするのです。

 

お夕飯に自分でも食べたら、

これは美味しいぞ!

あるじに、どう?って聞いたら、

美味しいの一言も聞けました。

よかった!

 

これで車麩のフライは

めでたく定番入りとなりました。

 

′おいしいを伝えたくて’

冒頭に外山さんが書いています。

 

’食べることは命をつなぐことはもちろんだけれど、

食べる人がほっとする、

一日の中で一番楽しい時間であってほしいと願っています’

 

宿に、初めていらしたお客さまは、

心なしか緊張して見えます。

それが、夕飯を食べ終わると、顔がにこやかになり、

朝ごはんになると、顔がさらに違う。

それこそ、

ほどけていらっしゃるのがわかるんです。

 

一日の中で、一番楽しい時間のお手伝いができたのかな、

と、これを読んで感じました。

 

宝巌堂のお料理は、

難しくない、普通の、お料理。

私たちも同じものをほとんど食べています。

作り方も、問われれば、ぜーんぶお教えしていますー!

 

おいしいが伝わるって、

つくづく幸せだなぁ。