こんばんは、
新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’
野菜大好き若女将、星智子です。
GW後半戦が始まりました。
おかげさまで今日もたくさんのお客さまと過ごしています。
ありがとうございます。
さて、
大変です!!!!
山菜が、ありません!
直売所にも、
近所のお店にも、
いつもの八百屋さんにも。
今日はまだ5月3日ですよ・・・・
これから山菜は一番種類が豊富になって、本番を迎える季節。
1ヶ月は山菜祭りが始まるはずなのに、
すでに、6月に出る根曲がり竹やワラビが盛りなんです。
今年、私たち自身は、コゴメや木の芽をいやと言うほど食べれたか?
いや、まったく食べてません。
ヤブカンゾウ(ぴっぴ草)は影も形も見ていない。
コゴメはなんだかいつもふうけていた。
木の芽もあっという間に伸びた。
大好きなコシアブラなんて、天ぷらにするほど採れない。
いきなりワラビが出た!フキも!ミズも!
えー?もうタケノコ????
ぜんまいは周りの草があまりに早く伸びすぎて
草と一緒になってしまったらしいのよ。
そう言えば、ぜんまい干しをしているばあちゃんたちの姿は目立たない。
今日八百屋さんと話していたのですが、
これからは、もう山ウドしかない、とのこと。
えええー、マジで??と叫んだわ。
これ、本当に由々しき事態です。
少し前から感じていたのですが、
辺りの山がもうすでにもわもわとしているんです。
食事処から見える裏山もこんな緑です。
プランターで今年も冬を越した’マツモトセンノウ’も出てきた。
こちらは都忘れ。どんどん伸びてます。
新しい器に木の芽のお浸しが映えるね。
このもくもくとした緑の感じは、
6月のそれです。いやそれ以上かも。
年賀状でご案内している’遅れてきた新緑’はすでに、
夏っぽい様相すらします。
季節はすでに1か月先に進んでいます。
今年は、
長い長い雪の季節を経て、
ようやく春になったね、という感動がなかった。
だらだらと雪が通り過ぎ、
果たして寒かったのか、暖冬だったのか?
よくわからないような季節の変化だったため、
いつもなら感じる、’春だねぇ’という穏やかな喜びもあまりなかった。
そうなると、
苦い山菜を美味しい、と思える体にはならないんだ、と
つくづく感じています。
GW明けはもう本当に山菜がないかもしれません。
地球温暖化が叫ばれて久しいですが、
本当に本当に遅いけれど、
今この時が、私の危機の実感です。