100文字お部屋紹介シリーズその④ 参の拾壱番

こんばんは!

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

お部屋大改造を終えたお部屋が

3つあります。

 

大改造して今年が20年記念です。

それからさらに、お部屋の改造を少しずつしてきました。

時代に合わせて小上がりを増やしてきました。

 

手始めは、

3-11でした。

 

船底天井で、あちこちに千社札も貼られていて、

飾り柱も志向が凝らしてある。

昔の大工さんの遊び心が満載のお部屋だったと思う。

 

この昔の大工さんというのは

宝巌堂の大改造を担ってくれた、戸田工務店さんの今は亡きじいちゃんでした。

こうしてご縁も繋がってるってありがたいなぁ。

 

お一人のお客さまに人気の明るいお部屋です。

窓も広くてとても景色がいい。

 

もう少し広くしたい、

押入れをなくして、そこを小上がりにしたい、

ソファに座って、同じ目の高さで、目の前の景色を楽しんで頂きたい、

 

そんな思いで、改造することを決断しました。

初めての改造は、

本当に試行錯誤だった。

 

出来上がった部屋の設えはなかなか納得のいくものが決まらず、

毎日悩んでいました。

どこにちゃぶ台を置くのか?

くつろぐときはお客さまはいったいどこに陣取るのか?

 

コタツがお決まりのお部屋だったけれど、

ようやく頭の切り替えをして、

コタツは置かない、という決断をした。

ここまで生みの苦しみだったわ。

 

コタツがない、なら、

決めるべきはソファセットです。

ここで食事もすることを想定すると、ソファの座面が固いのは必須。

でも、同時にのんびりくつろげるようにすることはさらに必須で、

果たして、

そんな都合のよいソファなんてあるのかしら。

 

探しに探して見つけたのがこちら↓↓↓

座高が少し高かったので、

大工さんに、足を切ってもらいました。

 

 

この高さだと、目の前の景色の、なんていい感じ!

これが座ったときの目線です。

この景色をゆったりと眺めていただけるように、というのも

改造の目的のひとつだったんです。

 

小上がりと同じ高さにもなったので、

’布団まで這いずっていける、やばい部屋です・・・’

と、お馴染みさんから褒めてもらったー!

高さが同じだからー!↓↓↓

 

照明は今年、ようやく変身となりました。

長かったねぇ、ここまでの20年。

既存のイメージからなかなか脱却できなかった古い頭の私たちですが、

ようやく、少しだけ時代についてきたかな。

 

出来上がってみての反省点は、

改造は思い切ってやるべきだ、ということ。

どうせ壊すんですから、躊躇は無用でした。

 

一度白紙にして、画を描きなおすこと。

新しいものを作ることと、

古いものに工夫を凝らす、こと、

という作業は、ワクワクが2倍でした。

 

この改造をきっかけに、

弐の捌番、弐の陸番の改造へと続いていきました。

経験が少し活きたかな、と自画自賛です。

 

さて、次のターゲットのお部屋はいかに・・・??