こんばんは!
新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’
野菜大好き若女将、星智子です。
お部屋大改造を終えたお部屋が
3つあります。
大改造して今年が20年記念です。
それからさらに、お部屋の改造を少しずつしてきました。
時代に合わせて小上がりを増やしてきました。
手始めは、
3-11でした。
船底天井で、あちこちに千社札も貼られていて、
飾り柱も志向が凝らしてある。
昔の大工さんの遊び心が満載のお部屋だったと思う。
この昔の大工さんというのは
宝巌堂の大改造を担ってくれた、戸田工務店さんの今は亡きじいちゃんでした。
こうしてご縁も繋がってるってありがたいなぁ。
お一人のお客さまに人気の明るいお部屋です。
窓も広くてとても景色がいい。
もう少し広くしたい、
押入れをなくして、そこを小上がりにしたい、
ソファに座って、同じ目の高さで、目の前の景色を楽しんで頂きたい、
そんな思いで、改造することを決断しました。
初めての改造は、
本当に試行錯誤だった。
出来上がった部屋の設えはなかなか納得のいくものが決まらず、
毎日悩んでいました。
どこにちゃぶ台を置くのか?
くつろぐときはお客さまはいったいどこに陣取るのか?
コタツがお決まりのお部屋だったけれど、
ようやく頭の切り替えをして、
コタツは置かない、という決断をした。
ここまで生みの苦しみだったわ。
コタツがない、なら、
決めるべきはソファセットです。
ここで食事もすることを想定すると、ソファの座面が固いのは必須。
でも、同時にのんびりくつろげるようにすることはさらに必須で、
果たして、
そんな都合のよいソファなんてあるのかしら。
探しに探して見つけたのがこちら↓↓↓
座高が少し高かったので、
大工さんに、足を切ってもらいました。
この高さだと、目の前の景色の、なんていい感じ!
これが座ったときの目線です。
この景色をゆったりと眺めていただけるように、というのも
改造の目的のひとつだったんです。
小上がりと同じ高さにもなったので、
’布団まで這いずっていける、やばい部屋です・・・’
と、お馴染みさんから褒めてもらったー!
高さが同じだからー!↓↓↓
照明は今年、ようやく変身となりました。
長かったねぇ、ここまでの20年。
既存のイメージからなかなか脱却できなかった古い頭の私たちですが、
ようやく、少しだけ時代についてきたかな。
出来上がってみての反省点は、
改造は思い切ってやるべきだ、ということ。
どうせ壊すんですから、躊躇は無用でした。
一度白紙にして、画を描きなおすこと。
新しいものを作ることと、
古いものに工夫を凝らす、こと、
という作業は、ワクワクが2倍でした。
この改造をきっかけに、
弐の捌番、弐の陸番の改造へと続いていきました。
経験が少し活きたかな、と自画自賛です。
さて、次のターゲットのお部屋はいかに・・・??