こんばんは、
新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’
野菜大好き若女将、星智子です。
昆布巻きを煮始めるのはたいてい12月29日くらい。
今年もようやく始まりました!
クリスマスが過ぎて、休館日も頂いて、
あっという間に年末モードになる、と思いきや、
そのときは雪がなかったり、あまり寒くなかったり、
気分的に盛り上がりませんでした。
それでも年越しはやってくるのだ!
ばあば直伝の昆布巻きを今年も作りましょう。
出してきたのは、
この大きな、一見、すごい汚く見える、銅鍋です。
その昔、これを捨てようとしたあるじは
ばあばに必死に止められた!
今、昆布巻きを作るようになって、この鍋のありがたさが分かる私。
こんな鍋、もう買おうと思っても買えないしね。
年にたったの一度、
昆布の色を出すためだけに、登場するんですよ。
昆布巻きを銅鍋に入れて、水をかぶるくらい入れ、
火にかけます。
煮立ったら醤油を二回し。昆布が溶けないように、だそうです。
灰汁を丁寧に取っていきますよ。
すごいよね、この灰汁。
ほら、あっという間に、こんなにきれいな昆布の色が出ました。
そうしたら、すぐに普通の鍋に移します。
ずっとこのまま銅鍋で煮ていると、溶けてしまうんですって。
落し蓋をして、さぁ、本格的に煮ていきましょう。
29日に1時間、
今日の朝も1時間、
昼間も1時間、
そして夜もまた、1時間。
明日の朝も火を入れる。
こうして中身の骨のある鮭もとっても柔らかくなります。
館内はお醤油の香りで充満している。
みんなが思う、
’あ、お正月が来た!’、のしるし。
今年を締めくくる年取りごっつぉです。
うまくできますように!
さぁ、今年もあと1日です!