こんばんは、
新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’
野菜大好き若女将、星智子です。
’ガストロノミー’については、
その昔よくわからず、
私なりに、あれやこれやと解釈したことがあったなぁ。
ブログを探してみたら、
2018年にこんなことを書いていたよ。
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ガストロノミー。。。よくわからない。
最近はよく耳にするようになった言葉ですが、
今一自分の中に落とし込めていない。
’美食学’と訳されるのですが、
そもそも’美食’っていったい何?
実は、
この言葉に最初はなんだか相対する気持ちを抱いていた私です。
高級なものを食べること、つまりグルメじゃん!という認識だったからです。
調べてみました。Wikipediaで。
ガストロノミーとは、
ガストロノミー(仏: gastronomie、英: gastronomy)とは、文化と料理の関係を考察することをいう。日本では美食術、美食学とも訳される。美味しく料理を調理して食べることだけを指すものと、誤って理解されることもあるが、これらは分野の一部にすぎない。ガストロノミーとは、料理を中心として、様々な文化的要素で構成される。すなわち、美術や社会科学、さらにはヒトの消化器系の点から自然科学にも関連がある。
ガストロノミーを実践する人を、食通あるいはグルメなどと呼ぶが、彼らの主な活動は、料理にまつわる発見、飲食、研究、理解、執筆、その他の体験にたずさわることである。料理にまつわるものには、舞踊、演劇、絵画、彫刻、文芸、建築、音楽、言い換えれば、芸術がある。だがそれだけでなく、物理学、数学、化学、生物学、地質学、農学、さらに人類学、歴史学、哲学、心理学、社会学も関わりがある。
いや、ますます難しくなってきた。
つまり、
美味しいものを食べるのだけではなくて、
その土地でなぜ、この料理なのか?なぜ、この調理方法なのか、この食材なのか、
その文化的背景や、風土、暮らしをも学ぶこと。
ってこと?
地産地消が叫ばれてもうずいぶん経ちますが、
ガストロノミーは、そこからさらに、一歩進んで、
素材、料理、の背景を掘り下げて、
地産地消に、さらなる付加価値をつけるものなんだろうか。
(中略)
お取り寄せして食べるのではなく、
ここに来て食べる、あれが美味しい!
だから、行こう、新潟へ!宝巌堂へ!
それが、
ローカルガストロノミーなんだと信じる。
ここでしか食べれない美味しいものを、
たくさん味わっていただけますように!
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あれから5年。
このたび
新潟ガストロノミーアワード、と言うものが創設されました。
ローカル=新潟ですね。
飲食店部門、特産品(加工品、日本酒)部門に加え、
旅館・ホテル部門の3部門です。
そして、
なんと!
この’旅館・ホテル部門の30組’に推薦されたんですー!
なんと栃尾又は自在館さんもですよー!
見るからに高級な食材というのはほとんどないし、
あ、でも、にいがた和牛は使ってるね。
あと、調味料はいいモノを使ってる。ほとんど新潟のモノ。
技ありの一品があるわけでもないし、
あ、でも、食材はみんな新潟のモノだ。
あるじは包丁の技術があるけど、
私が切る野菜はふぞろいだし、
あ、でも、素材の持ち味は出すものを作るよ。
これを評価してくださって、
推薦してくださったみなさん、
本当にありがとうございます。
美食学って何?
と、尖っていた私ですが、
今は素直に嬉しいです。
だって、
お客さまはずっと応援してくださって、
いつも、美味しいねぇ、美味しいねぇ、って言ってくださっていたんだもの。
たくさんたくさん、褒めてくださって、
私たちのモチベーションを上げてくださっていた。
これを素直に認められなくてどうするの?
ですよね。
皆さんの応援あってこその
このたびの結果、
本当にありがとうございます。
ちょうど休館日だった、授賞式の当日、
新潟市に行ってきますねー!