こんばんは、
新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’
野菜大好き若女将、星智子です。
越後杉は
新潟県で育つ杉のことです。
杉と言ったら、やっぱり吉野杉、とか秋田杉とか、
なら、聞いたことあるけれど、
あと、スギ花粉。。。。
越後杉、と言うのは、聞いたことあるかも、
というくらいな認識でした。
調べてみたら、
吉野杉などに比べると成長の度合いがすごく遅くて、
伐採できるまで60年もかかるそうです。
だから年輪も多くて、きれいな木目が出るとのこと。
耐久性も強い。けれど、
杉は水分が多くて、完全に乾燥させるのはすごく大変らしい。
だから、住宅建材としては難しいのかしらね。
使うところを間違えちゃダメみたいで、
まさに適材適所にハマれば、きっとすごく良さがでるんだろうね。
’本来杉というのは、赤白のコントラストがきれいな木肌であるが、
産地によっては、全体的に黒っぽい感じになって、本来の色味が出ない。
雪の多い地域は、消雪用に井戸水を道路に流すけれど、
その井戸水には鉄分が多く含まれているため、
道路が錆鉄色の赤茶になってくる。
そして、その鉄分を多く含んだ水を吸って育ったのが越後杉で、
鉄の本来の色を含んだ黒い色になりがち、
なんだそう。
これは杉を検索していて見つけた、新潟市の’カワサキジムショ’さんのブログで知りました。
昨年末、
お隣の神風館さんに工事に来ていた大工さんから、
’いつも元気ですねぇ~’と声を掛けられました。
その大工さんが見せたいものがある、と持ってきたのが
越後杉を使った行灯でした。
越後杉の希少性にすごく感銘を受けて、
SDGSにも最高の材料だと熱く語ってた。
まだまだ改良途中だけれど、
これを、品評会に出すそうです。
いろいろと意見を求められたのだけれど、
そういうセンスは全くない、私です。
出来上がっているモノに対して、
いいとか、好きとか、これはちょっと、とか、
これは、合うな、とか
選ぶのはできるのですが、
これをどうしたらいいでしょうか?とのアドバイスなど
まったくできるわけはなく。
ただ、
見た感じが明らかに素人が作った手作り品だと、
なかなか厳しいものがあるから、
デザイナーさんの力はやっぱり大きいと思いますよ、
と、だけお伝えしました。
越後杉の良さをもっともっと広めたい、というのが
大工さんの一番の願いで、
本当に熱意がひしひしと伝わってきました。
いろいろと改良版を持ってきて見せてくださいました。
四角いのだけでなく、このたびのは5角形?
こんな細工もできるんですね。
そしてこの5角形の黒い部分が、
前述した、越後杉の特徴なんですって。
面白いですねぇ。
いい結果につながるといいな。