キャラブキのバトンタッチ!

こんばんは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜大好き若女将、星智子です。

 

昨年作ったきゃらぶきがあと残り僅か!

今年の銀山ブキへのリレーは間に合うのか!

 

と、ちょっとドキドキでした、が、

 

絶妙なタイミングで

フキがやってきたー!!!

 

フキを剥くのは、

ばあばの仕事でした。

ばあばが引退してからは、

私が担当です。が、

実はこの作業は超苦手。

あるじはけっこう好きなので(たぶんね)、

あまりに多いと、手伝ってくれます。

この度は、約2キロ。

これくらいなら’一人でできるもん’ですね。

 

わたしがフキごったくをすると

翌日はほぼ、雨降りです。

だから、すぐには干せないのです。

カビさせたら大変だよ!と

しばし冷蔵庫へ避難させました。

そしてようやく日の目、これぞホントの日の目、を見て、

外へ!

ピーカンとはいかないけれど、

爽やかないい朝だったので、

思ったよりも干しあがりました。

 

あぁ!一本だけ、皮を剥き忘れている。

これは固くてダメです。

 

あと1日干すと、よい感じになりそうです。

ちょっと黒光りしてきたでしょう。

が、

今朝は朝から雨です。

なかなか完成しないのよね。

 

さて、

キャラブキを干していると、

かなりの頻度で聞かれるのは、

 

’え?

干すんですか?’

という質問です。

 

先日スタッフにも、聞かれました。

彼女は結構自分でも作るので、この質問は意外だったわ。

 

ばあばから教わった、キャラブキの作り方。

こうして天日干しすると、何年でも長持ちするんです。

冷蔵庫には、あと数本となった、

7,8年くらい前のキャラブキが残っています。

すごいですよ、これ、まさに黒光りとはこのことですね。

太陽の力ってすごいですね。

 

ここで、ばあばの作り方の分量をご披露いたします。

ばあばはいつも4キロ計算で作っていましたが、

家庭ではそこまでの量は要りませんね。

 

生フキ 1キロで換算しますと、

 

生フキ 1キロ

砂糖  160g

醤油  160cc

酒   160cc

みりん 80cc

鷹の爪 1本

 

フキは茹でてから皮を剥きます。

そのまま水に浸しておいて灰汁を抜く。

私はたいてい半日から、1日のままにしておきます。

 

さぁ、煮ましょう。

水気を切ったフキを鍋に入れて、

調味料を全部入れます。

そして火にかける。

周りが焦げないように火加減に気を付けて、

調味料が少し残るくらいまで煮ます。

かき回さなくていいです。

 

火を止めて、冷めたら、

天日干しします。

途中裏表何度かひっくり返します。

 

一日で乾けば、それで出来上がり。

でももう少し干したいときは、

調味料の残った鍋に戻して、翌日同じように干します。

 

いつかキャラブキ作りに挑戦してみてくださいねー!