ただいまー!
恒例の大湯栃尾又温泉若女将会の1泊旅行に行ってまいりました。
今年の私は幹事!
だから、幹事の特権とばかり、ずっと前から行きたかったお宿を旅の候補に。
さっさとパンフレットも取り寄せて相談の日に備え、おかげでみんなからも同意を得られて、
このたびの素晴らしい一晩を過ごすことが出来ました。
お休みを頂いて申し訳ありませんでした。
行き先は福島県翡翠の里 ’御宿かわせみ’
今年で開業12周年という宿屋としては歴史の浅いこのお宿は、
そのお料理とおもてなしの素晴らしさで、
あの有名な(でも行ったことないけど)’あさば’と並び賞されるほどにまでなっているというのです。
すごいな。
お料理とか、お部屋とか、お風呂とか、アメニティとか、
宿屋の感想を書くときにつきものの事柄については、
ネット上のさまざまな掲示板やレポートにたくさんあるので、いろいろと検索してみてください。
そのたくさんのレポートの内容はみんな素晴らしい!という絶賛の嵐。
そしてまさに真実でした。
だから詳しいことは、上手な人のレポートをご参照くださいね↓たとえば、
http://www.tabier.com/yad/kawasemi.shtml
宿泊料金だけみれば確かにかなりいいお値段。
でも、それのお値段に見あうおもてなし(お料理等すべてを含む)を受けると
こんなにも満足できるんだなと、むしろ安いのではないかと、感じました。
カタカナで’コストパフォーマンスがいい’なんていう軽い表現では合いません。
1泊だったのに、なんだか2泊したみたいな、満足した旅だったねーと、
みんなが感じたようです。
担当の仲居さんがずっとついてくれますが、
それもいちいちお世話をするというのではありません。
必要なときに必要な心遣いをしてくれる、
ずーっとつきっきりという印象はないので、気楽です。
夕食のお飲み物についての私たちの要望はただ一つ。
’とにかくギンギンに冷えたビールにしてください!’
そして出てきたビールはホントに、今まで人のウチで飲んだ中で一番冷えていたビールでした。
なんと氷がたっぷりのワインクーラーに入れててくれたんです!
こういう心遣いが本当に素晴らしい。
気分がお姫さまのおもてなしでしたが、
こちらがかしこまりすぎるような、そんな大層さが感じられなかったのは
働く方たちの、丁寧だけど、にこやかで、人間味あふれる応対のせいなのでしょうか。
やってみようと思っていることがまずひとつ。
キャンバスに栃尾又温泉の言い伝えを書くこと。
これは併設されている飯坂昭和大正ガラス館で見たものですが、
油絵を描くだけでなく、キャンバスには文字も書いていいんだ!と
当たり前のような、でも新たな発見をしたので、これは是非やってみたい。
今現在は和紙に書いて額に入れてあるのですが、ちょっと趣を変えてみます。
同じだったので、ちょっとにんまりしてしまったこと。
帳場のカウンターに宝巌堂は呼び鈴を置いて、
’ご用の際はどうぞ’としてありますが、
かわせみさんもそうだったー!
なんかすごく嬉しかった。
くっつきすぎず、適度な間。
なんのお構いもしませんが、ご用の際はなんなりと・・・。
私自身はこの間合いがやっぱり一番好きかも、と再確認。
でもこれを完璧にするのは、実は一番難しいおもてなしなのかもなぁ・・・。
栃尾又ラジウム温泉 宝巌堂は人にやさしい桐と時代家具に包まれる8室の小さな温泉宿です