みなさんは、’湯治’、という言葉から
どんな情景を思い浮かべますか?
自炊をする、わりと質素な食事内容、
部屋は狭い、
長い期間宿泊する、
宿泊料金が超安い、
知らない人との交流ができる、
相部屋になることもしょっちゅう。
温泉にずっと入っている、
部屋が寒い(反対に暑い)、
布団とかはしきっぱなし(部屋の隅に畳んであるとか)
地元の美味しいもので、自分で料理する、
などなど。
ばあばから聞いた話では、
ずーっと昔々の宝巌堂も、だいたいそんな感じでした。
栃尾又に帰ってきて、まだ日が浅かった当時の私にとっては
湯治ということには、暗いイメージが先行していました。
特に、施設面、食事面の満足度はどうなの?
あと、サービス面は?
温泉に入れるだけで十分って感じなんじゃないの??
などど、
自分の中ではかなり不安要素が多かったと記憶しています。
反対に、
赤の他人同士が湯治を通じて知り合い、
そのご縁が長々と続いているという話には、
すごく感銘を受けました。
この’湯治’というとても素晴らしい文化をもっと知ってもらい、
もっと、豊かな情景に近づけたいと
ずっと思っていました。
建物や、アメニティもその一端を担いますが、
楽しみはやっぱり’食’です。
湯治は’生活’ですから、
衣、食、住、がすべて居心地よくなくては。
だから、宝巌堂では、湯治のお料理はゴチソウです。
湯治滞在だから、ゴチソウがないんかないか?とか
お刺身がつかない、とか、地元の名物を使わないとか、
そんなことはいっさいありません。
品数こそ、少ないですが、
温かいお料理は温かく、揚げたてで焼きたて!
冷たい酢の物はきーんと冷たくして、(いまこのイメージでは超寒いね!)
家庭料理を宝巌堂テイストにして、
ここでしか食べられないかも、という一皿も入れて、
あるじと一緒に、心を込めてお料理します。
今晩の献立はこんな感じ:
(この日が3泊目のお客様の献立です)
深雪ますのお刺身
ブリの照り焼き
切干大根ともやしの酢のもの
レンコンと人参入りのハンバーグ
いんげん豆と芋のサラダ
いぶしたくあんの漬物
叔父さんのコシヒカリ(おひつでたっぷり)
豆腐汁
ミニ湯治はこれにあと一品が追加です。
今日のミニ湯治のあと一品は
高野豆腐の煮物でした。
ちょっとねー、いつもながら画像が悪い。
湯治は基本が3泊ですが、(最近の事情に合わせてミニ2泊もあります)
今の時代、3泊のお休みをとる!ということは
実はかなりの贅沢なんですよね。
でも、栃尾又はどうしても連泊したくなる場所。
だから、一度来てみれば、
次はミニ湯治!
そして、いつかは夢の3泊湯治!
私もいつかやってみたい!
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栃尾又ラジウム温泉 宝巌堂(ほうがんどう) 8室の小さな温泉宿です
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こんばんは。
私の湯治のイメージは、暖か、のんびり、です。
本物の休日。
憧れます。(^^)
おはようございます!
私も最近は
まったり、のんびり、
そして自分ちモード。
このイメージです♪