キャリーバッグ’再再考’

最近本当に多くなりました。

キャリーバッグでいらっしゃるお客さまの数。

 

今日のタイトルは’キャリーバッグ再再考’

そう、過去に2回、

キャリーバッグについての

話題を書いたことがあるのです。

 

そして、このたびは3回目。

 

キャリーバッグについて

気になることは全くその頃と変らず

多々あります。

 

第1番目。

繰り返すようですが、

宝巌堂はスリッパのない宿。

そこに、道路をゴロゴロと引いてきたバッグの車輪を

そのまま館内に上げるということに、まず大きな疑問が・・・。

あまりに不衛生です。。。

これについては、申し訳ないのですが、

お客さまがバッグを上げる前に

車輪を超特急で拭かせてもらっています。

 

 

第2番目。

ご存知のように、廊下、階段は桐の床です。

桐材はとても柔らかく傷つきやすい。

この廊下を、あの車輪をゴロゴロ転がすのは

館内キズだらけ。。。になるでしょう。

木造なので、音も館内中鳴り響きます。

 

 

そして、3番目。

なによりも、ホテルではない、

日本の旅館に泊まるのに、

キャリーバッグって、

なんだかとても似合わないんです。

 

文化が違うというのかなぁ。

畳文化の日本には、

履物を脱いで入る、私たちの家には

風景的にふさわしくない気がするのです。

 

 

 

そして、あのバッグは

本当に便利で、

使いやすいですか?

 

駅の構内とか、階段とか、

混雑している電車内とか、

ファストフード店内とか、

邪魔になったり、人に当たったり、

持ち運びが大変なことって、

ありませんでしたか?

 

 

実は2回目にこの記事を書いたとき、

なんと取材の電話まであったんですよ!

驚きでしょう。

内容は、

‘キャリーバッグでの事故が増えているので、

その実態をうかがいたいんですが、’と。

検索キーワードに記事が引っかかったらしかったのです。

 

確かに、荷物が重いときは

転がしていくのが便利だし、

私ももう少し年を重ねたら、

きっとこのバッグのありがたさが

わかるんだろうなぁ、とも、思うのですが。

 

 

 

宝巌堂のお客さまはみなさん、

快く車輪を拭かせてくれますし、

館内をゴロゴロと引く方もいらっしゃいません。

本当にありがたく、頭が下がります。

 

でも、

いらしたことのある方ならもうおわかりですよね。

荷物、ホントにあまり必要ないんです。

化粧品と下着を持っていらっしゃればそれでok!

あと、お菓子をバッグに入れてね♪

湯治はそんな荷物で十分できます。

と、お客さまを拝見していて、私は感じます。

 

 

どうでしょう。

今度、 

日本の’宿’に泊まるときは、

ボストンバッグで

お出かけになりませんか?

 

 

 

風呂敷じゃー、

残念っ、ちょっと無理だなー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6 Comments

  1. 宝厳堂のファン

    館内でガラガラやられたら、雰囲気も台無しですね。衛生面のお話もしかり、言われて納得です。要はマナーの一環だと思います。
    このお話はとても参考になりました。自分はキャリーバックを持っていませんが、身近な人間にも伝えたい思います。こう言うメッセージを伝えれる、宝厳堂さんは素晴らしいなぁ・・・

  2. 若女将

    宝巌堂のファンさま
    早速のコメントをありがとうございます。
    このコメントを頂いて、
    すごくすごくほっとしました。
    なぜかというと、
    この記事をアップするのにすごく時間がかかったからです。
    本当にいいのかなーと、実は悩んでいました。
    決して’持ってこないで!’というのではないのですが、
    ただ、似合わないな、と感じたもので。
    思い切ってアップして、よかったのかな・・?
    後押ししていただいて
    ありがとうございました。

  3. Y城

    先週お世話になりましたY城です。
    確かに、宝巌堂さんの廊下でキャリーバッグを転がす音・・・響きそうですね。衛生面からしても心配です。やはり、玄関で靴を脱いであがるスタイルの宿ではキャリーバッグではない鞄が似合うと思います。女将さんのおっしゃる通り、宝巌堂へ行く際は少ない荷物で十分ですしね(^^)
    ところで、珍しく体調を崩し医師の薬を服用していた私ですが、先週宝巌堂に行って以来とても調子が良いのです。栃尾又のお湯、そして宝巌堂さんの気のおかげですね。次回は連泊してきちんと湯治したいと思います。

  4. 若女将

    Y城さま
    こんばんは!
    先日はありがとうございました!
    お2人にお目にかかれて、なんだかほんわかしました??。
    荷物、少なくっても絶対に大丈夫ですよねっ!
    さて、
    体調を崩されていたと伺ってびっくりしました。
    そして、栃尾又にいらして調子がいい!と、
    ほっとしましたー!
    そうそう、次回は是非じっくり湯治してみてくださいね。
    お待ちしています。
    いつも応援ありがとうございます。

  5. 長橋亜矢

    うーん、これはキャリーバックの問題というより…
    靴を脱いで上がる場所で、キャリーを引くか??という
    マナーの問題のように感じます、個人的には
    私は、キャリーは「土足の場で引くもの」だと思ってます
    私自身は、最近キャリーデビューしたばかりです
    二泊三日以上で公共の交通機関利用になると
    肩がけカバンはけっこうキツイです
    帰りは荷物も増えることが多いし…
    自宅から車で行ける方は、普通のカバンで
    充分だと思いますが
    公共の交通機関利用で、かつ湯治以外の目的
    (PC持ち込みで仕事したりとか)の場合だったり
    女性はけっこう荷物が多くなりがちですし
    今後、キャリー族は増えるのではないでしょうか
    結局のところ、持ち手のモラルやマナー+
    宿として宝巌堂さんの受け入れ姿勢をどうするか、
    かと思います
    宝巌堂さんの館内で、キャリーを
    引く方がいらっしゃれば、やんわりと
    ご遠慮願っていいんじゃないでしょうか、と私は思います
    あと、キャリーのお客様がいらしたら
    さっさと荷物を預かっちゃうとかね(笑

  6. 若女将

    こんばんは!
    いやいや、ちょっと違うんですよ。
    館内をゴロゴロするお客さまはまったく
    いらっしゃいません。
    それは、もしそういうことがあったら、
    館内中響くと予想されるだろうと・・・。
    みなさんもご想像通りです。
    ひく、ひかない、が問題ではなく、
    キャリーバッグの車輪をいくら拭いても
    畳や板の間に上げる、ということが、
    やっぱり、日本の宿には
    ちょっと合わないのかなーとは
    感じるんですね。
    確かに拝見していると
    キャリーバッグ派はこれからもどんどん増えると思いますね。
    お部屋にキャリーバッグ置き場とか
    作るのがいいかなー、と
    ふと思いつきましたが・・・。

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