今年も残すところあと1日。
なんだか今年ほど大晦日という気がしない年はありません。
緊張感がないというか、
どことなく静かな大晦日なのです。
たまにはこんな年があってもいいのかな。
さて、
いつもはばあばに完全にお任せするお正月料理の定番、
‘昆布巻き’
例年通りに’巻く’ところはお仕事に出しました。
実はこの作業は大の苦手なもんで。
そして煮る段になるとばあばが宝巌堂へ出向いて、
大きな銅鍋で仕込み始めます。
これがいつものパターン。
だったのですが。。。。
今年は、
‘おまえさんもちょっと覚えろてぇ???’
なーんて言われて、伝授されてしまった!!!
なんという責任重大な仕事!
まずはでっかい赤鍋(銅鍋)に入れます。
水をかぶるくらい入れます。
この赤鍋、いったん何十年使ってるんだろう。すごい年季です。
そして落し蓋をして、煮始めます。
アクが出てきたら丁寧にすくって、
醤油を二回り入れます。昆布が煮解けないようになんだそう。
その後は、
酒醤油砂糖みりんなど調味料を入れ、30分くらい煮て味見。
その後だいたい1時間くらいで完成です。
途中水が少なくなったら水を足す。
昆布が煮汁に浸かっていた方がいいらしい。
さて分量はというと、目分量!そう、自分量!とも言いますね。
これは長年の勘以外なにものでもありません。
そうして、ばあばの指導の元、
一晩おいて、今日出来上がった昆布巻きをあるじが試食。
どきどき。
‘薄味で、でも、いい感じに美味しいです’
いやいやホッとした。
だって、この出来上がった昆布巻きは
宝巌堂のお客さまの分は当然のことながら、
義姉?、義姉?の分も含まれてるらしいんですよ。
責任重大だったわけです。
初昆布巻きにしては上出来だな。
村上から塩引き鮭も届いたし、
きんとんのアンも完成。
伊達巻も出来上がりました。
松前漬に数の子を追加で入れました。
お餅も準備オッケー!
明日は
昆布巻きと一緒に盛る、野菜類を煮ます。
紅白なますも作ります。
今年もいつものような
正月煮物や、塩引き、なますが彩る、
正月のお膳を整えられることに
心からありがたいと思います。
来年は
いや、来年もいい年にしよう!