新潟日報晴雨計’好きなことをみつけてほしい’

天気予報がしっかり当たりました。

まさかの雪景色。

昨日は雪囲いをはずしていたあるじでしたが、

今日は朝から坂に再び水を流しています。

こうしてだんだんと春が近くに来てくれます。

あと少しの辛抱だね。

風があまりにすごい晩で、外の音がとても怖かったです。

 

さて、

新潟日報晴雨計第3回目は、娘のことを書きました。

ちょうどまたタイミングよく、帰省していたんです。

2泊3日。1日目はウチでご飯を食べ、

翌日は友達の家に泊まり、翌朝浦佐まで送ってもらい、

さっさと関東へ戻りました。

風のように去っていきましたー!

 

そんな娘は4月になればいよいよ大学4年生。

晴雨計の第1回目の文中の親友が

学生生活最後の年にこんなことを言いました。

 

‘16年続いた学生生活の最後の年。

悔いのないようにがんばろう’

 

この言葉、当時すとんと心に落ちてきました。

16年も学生をしてきたんだなぁ、と。

 

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「好きなことを見つけてほしい」

 

 「新潟日報に文章を載せることになったよ」。帰省した娘に話しました。

 「え! すごいね! そしたら、今日の話題は

私が帰ってきたことに決まりだね」と言われ、思わず苦笑。

関東で一人暮らしをしている大学三年生の我が家の一人娘を紹介します。

彼女は、とにかく私にべったりで、

必ず私の髪を触りながら寝るような子どもでした。

昼間は問題ないのですが、寝る時だけはいつも一緒。

大きくなったら、どうなるのだろうと思っていました。

でも中学1年になり、初めて自分の部屋を与えました。

そのときから、いきなりの親離れが始まり、

現在はまさかの一人暮らしも満喫中。

東日本大震災の計画停電の際も、私の実家がある浅草にも行かずに

真っ暗な中、一人で過ごしていたそうです。

なんだか私よりずっとたくましい気がします。

彼女は今、国際観光学科の学生。

最初は福祉関係を考えていたようですが、決定した進路は観光関係でした。

「よかったねー。婿さん連れて帰ってくるわよー」と

周りには言われます。

でも、どうでしょう。実際、大きな期待はしていません。

私自身も両親から将来について、あれやこれや言われたことがないからです。

「自分の好きなことをやれ」

これが唯一言われたことでした。

わがまま放題でしたが、今考えてみると感謝しかありません。

だから、娘にも好きなことをやってほしいのです。

一人っ子ゆえに、

宿を継ぐのが運命みたいになるのは可哀そうかな、と。

でも今の時代、「継ぐ」という選択肢を示すのも親の役目

という意見もあります。

果たしてどうだろう? 

結局、育てられたように育てるしかないのです。

だから彼女に言いたいのは「好きなことをしなさい」。

違った仕事の経験から「宿屋ってアリかな?」って

最終的に自分で選んだならば、それはそれでよし。

そう彼女が決めたなら、私は子離れしてちゃんと教育しなくちゃ。

だって、有望な新入社員となるわけですから。

現在の就職活動は大学3年の後半に、もう始まるようですね。

一番楽しい時期に就活かぁ。なんだかかわいそうです。

そういえば娘が中学生の頃、彼女の将来の夢は

「長財布を持って、さっそうと丸の内を闊歩し、

ランチを食べるOLになる」でした。

それも一度は経験してみてほしいと秘かに思っています。

まだ寒い冬ですが、頑張れ、就活生!

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《おわり》

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我が家にまで大学から就活オリエンテーションの封書が届きました。

いよいよ4月1日から始まります。

ホントに、がんばれ!就活性!!

 

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