打ち豆ってご存知ですか?
関東では見たことがありません。
でもここ魚沼では秋から冬にかけて
よく使われる食材の一つです。
宝巌堂では、ばあばが煮物によく使います。
なのでばあばの味を引き継いで私が今作っています。
それが、’ごった煮’。
サトイモ、人参、大根、さつまあげ、キノコ、
そして、この、打ち豆は必須!
作り方はいたってシンプルです。
全ての材料を鍋に入れて、出汁と酒を入れる。火にかける。
材料がほぼ柔らかくなるまでだいたい15分くらい。
そして、味噌を入れます。
そうだなぁ、ちょっと濃い目の味噌汁くらいの量かな。
味噌を入れて約5?6分。
ちょうどいい塩梅に味噌が材料に絡まってきたら出来上がり。
打ち豆の加減と味噌の加減、そして、サトイモのとろーり感で、
何とも言えない田舎の味になります。
ばあばから引き継いでこれを作っていたもうちょと若いころは、
あるじ曰く、’味が若い’、でしたが、
今は立派に’ばさ(ばあばのこと)のエキス’を会得して、
美味しい煮物ができるようになりましたよ。
少しは落ち着いたのかしら、私も。
お問い合わせが多かったこの打ち豆ですが、
このたび宝巌堂でもお取扱いできるようになりました。
打ち豆も、原料の大豆の産地にはこだわっています。
ウチで使っているのは新潟県産大豆のもの。
安心してたくさん使えます。
そして、作っているのは地元の障害者支援施設のひとつ、
‘六花園’さんです。
丁寧な作業で、しかも県産大豆なのにかなりの良心的な価格。
宝巌堂でも今一番人気のお土産となっています。
ウチではごった煮だけに使っていますが、
味噌汁に入れたり、大根おろしでおろし和えにしたりも。
ご自宅で新潟の味が簡単にできるかも!
お試しくださいねー。