おかげさまで退院できました!コトの顛末その?

なんてなんてなんて、

長い長い長い8月だったのでしょう。

 

季節が夏から秋に変わり始めた9月3日。

あの日からちょうど1カ月。

おかげさまで退院してまいりました!

ご心配をおかけいたしました。

 

お客さまにはプランを変更していただいたり、

お気を遣わせてしまったり、

夏の旅のプランを狂わせてしまったりと、

お詫びのしようのない多大なるご迷惑をおかけしてしまいました。

本当に申し訳ありませんでした。

 

いったいなにからご報告すればいいのか、

長くなりますが、

これだけお客さまにご迷惑をおかけしたこの夏のことの顛末は、

みなさんにはお話ししなければなりません。

 

8月2日、夏のまさに始まりの日から、1カ月。

夏の喧騒を避けて、

文字通り避暑に行ってきたような感じです。

軽井沢でもなく、箱根でもなく、ハワイでもなく、

そんまそこの、

新潟県の長岡市、赤十字病院へ。

 

8月2日は長岡花火の初日。

人生一度は、この長岡の花火を、

ホテルに部屋を予約して、みんなで見たいよねー!!!

なーんて、ついこの前話していたんです。

 

8月2日のチェックアウトがあとお一組になった、午前11時ちょっと前。

お掃除スタッフはお掃除へ、

そして、

チェックアウトをまかなっていた久保もお部屋へと向かった後、

私はパソコンの前でいつものように、

メールチェックしたり、チェックアウトの用意をしていました。

いつもの時間。

天気もよかったよなぁ。静かだったなぁ。

 

 

と、そこへ、一匹の虫が飛んできました。

なんてこった!!!

 

即座に、キンチョールをつかんで、

思い切りブッシュ―――っっと

床にまき散らした私。帳場の中のできごとです。

でも、

まだ虫は元気。苦手なんだよね、これ。

とどめを刺すには、あとは叩くだけ!

ということで、

カレンダーを丸めて、

いざ!思いっきり床にたたきつけました。

 

と、次の瞬間です・・・・・・・。

 

今まで経験したことのないような激痛が襲いました。

え?え?えぇぇぇ????っ!!!!!????

 

なんで、虫じゃなくて

私が倒れてるの?

 

なんで、虫じゃなくて

私がありえないくらいの痛みを感じているの??

 

あたし、今、滑ったのか???

なんで、滑ってるの???

 

もうパニックです。

 

確かにわかっていたことは、

私の右足は全く動かない。

そして、異常なくらい曲がっていたらしい。

(あとであるじに聞きましたが)

 

動こうにも、どうにも動けない。

右足全部がびくともしない。

 

久保に内線をかけようとしても、

電話まで届かない。

電話までほんの数センチなのに。

やっとのことで、久保に連絡が付き、

買い出しに行っていたあるじを呼び戻してもらって、

あとは救急車を待つばかりです。

 

‘脱臼だといいねぇ’

 

‘救急隊員の方は、

きっと見た瞬間にわかっていたけど、

あんたのために言わなかったんだよ’、

とあるじが言いました。

痛いのはとにかく右足だけ。

他のところはどこも痛くない。打ち身もない。

頭もはっきりしている。

口はもっとはっきりしている。

‘痛いー、痛いー、あー、痛いー!’

 

と、半ば、大げさに叫び、

(まぁ、実際、1mmも動かせないほど痛かったんですが)

救急車にやっとのことで、乗せてもらい、

いざ、新しくできた魚沼基幹病院へ一路向かうはずでした。

 

 

が、なんということ!

まさかの受け入れ拒否。

次、大和病院!これもダメ。

じゃ、十日町病院。これもダメ。

えーー??

よくテレビで見てるけどまさか自分がこんな状況に遭遇するとは。

 

そして、2回目のトライのあと、

受け入れてくれたのが長岡赤十字病院だったのです。

 

誰も付添いには行けないので、

でも、頼もしい救急隊員の皆さん3人と一緒に

関越自動車道をまさかの救急車で、

ピーポーピーポーと鳴らしながら向かうことになったのでした。

あー、どうなるの?わたし、これから。

 

願いはただ一つ。
今日、絶対にウチに戻る!!!!!

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