2015年も、
どうやら無事に暮れようとしています。
今年は、ばあばが秋ごろちょっと具合が悪くなり、
私が退院してから、すぐに、今度はばあばが入院、という、
なんとも忙しい後半戦でした。
おかげさまで、ばあばもすっかり元気になり、
会うたびに私の足を心配してくれるほどになりました。
そんなわけで、
今年は、もうばあばにお節を頼れない。。。。
お節は一年に一度のしかも最大級のごったくだからです。
体力も気力も伴わないと、取り掛かれないと、
つくづく思うのです。
そして今年は、なんとなく、
こしあんも、昆布巻きも、
私がする、と、決意していました。
嫁に来て以来、毎年、
少しずつ、お節を手にかけるようになりました。
最初は黒豆からでした。
それから伊達巻、田作り、きんとん、数の子。
いよいよ、大一番の、昆布巻の番がやってきたのです!
去年までは、昆布巻きを巻くところまでは
ばあばにお願いして、
煮ることは私が伝授されました。
今年は、昆布巻きを巻くところから!
あーー、できるのか?私!
果たして果たして、
どうだったでしょう!
お客様もみんな召し上がってくださったし、
ばあばにも合格点をもらいました!
味がどうだったかは、明日その感想がわかりますけどね。
見かけはばっちりだったみたい。
今は、何でもわからないことがあると、
ネット検索すればすぐにその疑問も解決できる時代です。
私も料理でわからないことがあるとすぐにネットに頼りますが、
こと、
お節、特に、魚沼のこの正月煮物だけは
今まで一度も検索したことはありません。
たとえば、
大根は下茹でするの?とか、昆布のもどしかた、巻き方、
味の入れ方、
ばあばにその答えを求めます。
すっとそばで作っているのを、見てきたし、食べてきたし、
ちょっと手伝ったし。
やっぱり、こういう受け継がれる味って、
ネットの情報じゃ足りないんだな、とつくづく思います。
あんこもなんとかできた!
今年はばあばも
私の昆布巻きを食べて、年取りです。
いよいよあと30分。
娘は仕事を終え、
学生時代バイトしていた居酒屋さんに出向いて、
スタッフ仲間みんなと年取りするみたい。
林檎屋母は、寝てるか??
と思って妹に聞いたら、
ですって!
ということで、
来る年は申年。
人生初の骨折大事件がすべてを象徴するかのような
2015年でした。
厄落としだね、ってみんなに言われて、
なるほどその通り。
来年は、きっといい年になるに違いありません!
皆さん、どうぞよいお年を。
また来年も、
たくさんのお客様と笑って過ごせる年にしたいです。
ありがとうございます。