宝巌堂も、そして浅草の我が家も、
昔々は綿の重い重い掛け布団でした。
温まるのに時間もかかり、
ましてや、宝巌堂の昔の建物では、
外にいるような感じでした。
ストーブを点ければ、2℃や3℃なんてことは当たり前でしたよ。
うー、思い出してもさぶいわ???。
さて、
最低気温が12℃を指したこの日、
カメムシ退治をきっかけに、
客室のお布団を、冬用にしました!
羽毛布団は、その軽さゆえ、なんとなく最初は寒い感じがします。
なんだか落ち着かないというか、ちょっと心もとない。
あまりに寒い日には、もう一枚上から薄い布をかけるだけで、
重みが加わり、温かさが倍増します。
私たちももっと若いころはこれでもまったく大丈夫でしたが、
最近は、だんだんと重みが欲しくなる年頃なのかしら。
そして、
布団カバーの色が薄い黄色(ベージュ色)なので、
雪景色と相対すると、
うすら寒く感じませんか?
これが、実は気がかりなところだったんです。
ずーっと温めてきた計画は、
この上にインドネシアのイカットの生地の小さめ短めの布をかけること。
イカットは、冬のこたつ掛けにも利用していますが、
和の雰囲気にもとっても合うんですよね。
そして、布合いがとてもあたたかみがあります。
実は、もう、すでに・・・・布は買ってある。
しかもかなーーーり前に。
夏布団から、冬布団に衣替えする機会を
実は毎年悩みます。
スタッフにも聞き取り、お客様にも聞き取りです。
’昨日は何を掛けて寝た?寒くなかった?’
’夏布団で朝晩、涼しすぎませんでしたか?
などなど。
こういう端境期に、一枚布があるというのは
もしかして、温度調整にも役立つかも、と思い、
縫製担当とスタッフと今相談中です。
冬の色のない季節に、
すこしだけ温かみが加わるといいなぁ。
ところで、毎回書いていますが、
スタッフの布団敷きは本当に見事!
これは夏のある一コマですが、
あまりに綺麗に敷いてあったので思わずパチリ。
ちょっと感動的です。
どうぞ安心してお休みくださいね。
さて、
これからどんなサイズにするのか、シュミレーションをします。
お部屋にお目見えするまでちょっとお待ちを。