今年は宝巌堂の花壇のフキノトウは、
摘み取られることもなく、
みんなに春をふりまいてくれました。
今はもうすっかりふうけちゃったのですが、
なんか見てるだけでホンワカ。
ところで、
なぜかウチ周りのフキノトウは雌が多い。
そんなふうにつぶやいたら、
’え!フキノトウに雄雌があるの!?’
と、ほぼ100%驚きの声が上がりました。
みなさん、ご存知でしたか?
私もそれを知ったのは、少し前。
フキノトウを処理するとき、
なんだか違うのがあるなぁとは思っていたのですが、
それが雌雄の違いだったとは!
花壇のフキノトウは全部雌です。
今日わかりやすい雄のフキノトウを見つけました。
画像の上が雌、下が雄です。
ちょっと開いた、こちらも雌。
こちらが開いた雄です。
雌の方が柔らかく、華やかな感じしませんか?
あるじが天ぷらにするのも雌の方です。
ところで、下処理をするときは、
董の部分は半分以上取ります。ウチでは。
もさもさした感じになるから嫌なんだそう、ばあば。
それと、がくの一番外側の紫がかっているところも捨てます。
固いらしい。実際は柔らかいものありますが、
色が悪くなるからなんだろうな。
ほんの50個くらい処理してただけで、
この指の黒さ。フキノトウのアクはけっこう強いんです。
これを茹でます。たっぷりのお湯を沸かして塩入れてね。
茹で上がったら、水にとってあく抜きします。
1時間くらい。
長く浸しておいてもフキノトウの香りは飛ばない。
私が冷凍する、唯一の山菜はこれだけですが、
冷凍しても色も香りも飛ばない。
あっぱれな山菜なのです。
春になると、なぜか
苦みのある山菜が食べたくなりますね。
これは、冬眠から覚めた熊も同じようです。
アクの強い山菜を食べてデトックスするんだそうです。
みんなで
春になったら山菜を食べて、毒出し!
そして生まれ変わるんだね。
今日、越後川口の直売所に行ったら、
なんと、コゴメが出てました!
川沿いはやっぱり雪消えが早い。