大工さんが入っています。
それぞれの部屋を点検して、
15年の間にあちこちに出た不具合をチェックしました。
壁紙のよれた部分、
珪藻土と板にできた壁の隙間、
建具の襖のシミや汚れ、
ずっと気にはなっていたのですが、
なかなか手が付かなった部分です。
特に、
これなんのシミ?
とビックリするくらいひどいところもありました。
今日建具屋さんになぜこんなシミができるのか
聞いてみました。
返ってきた答えは、
’こんなに大きなシミが一度にできることはない。
和紙を貼ってあるので
和紙は徐々にしみ込んでいく。
周りの湿気もあり、広がっていって、
それがとまったところで、広がりも終わる’
と、こんな感じ。
だから、
濡れた手を拭かないで、ちゃっちゃっと飛んだ水分や、
掃除のときのハネなどなど、
そこにかかる水分の可能性は
どこにでもあった、というわけです。
そんな建具も綺麗に貼りなおすことになりました。
今ここでメンテナンスして置けば、
またこの先の10年、20年も綺麗な状態で
お客さまをお迎えできる。
どうしようもなくて手の付けられないようになってしまう、
その前に。
メンテナンス、メンテナンス。
それにしても細かい作業です。
いったん終わると再度チェック。
たくさんの目がある、ということで、
やり残しもなく、きれいに仕上がるのだそう。
あぁ、
ホントに大工さんも建具屋さんも内装屋さんも、
みなさん、ホントに
ありがとう。
細かいところを綺麗にしたら、
なんだかそれだけで新しい気分になりましたよ。