新潟文化物語 緑川酒造の社長インタビュー

そろそろ熱燗が恋しい季節。

と、書きながら、

私はビール飲みなんですけどね。ぷふふ。

 

こんにちは、

新潟県魚沼市の山合の温泉地’栃尾又温泉’

心がほどける五感を愉しむ 宝巌堂 の

野菜(と、アルコールはビール!)大好き若女将、星智子です。

 

昨日ご案内した、

新潟文化物語’のサイトなんですが、

取材を受けるまでその存在も知らなかったのです。

(ホントにすみません、ご担当者さま)

 

あれからサイトを見てみたら、

まぁ、なんていう情報量なんでしょう。

ここを読めば新潟のいろいろがわかる!特に、

新潟が誇る’文化’が網羅されています。

いや、続々と網羅されていくに違いありません。

その中で、特集記事は、

モノが対象ですが、必ずヒトが出てきます。

やっぱり、何事も、そこに関わるヒトって大きな意味がありますね。

 

さかのぼって見た特集記事の中に、

魚沼らしい美味しい酒を 雪室を生かす蔵元たち

という話題がありました。

緑川酒造の瓶がトップページに出ていたので

見てみたら、

社長のインタビュー記事が載っていました。

 

一番興味深かったのは、

酒造りに対する緑川さんの理念。

 

引用します。

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’単独で飲んでもおいしい酒は人に任せて、

我々はこれからも食べ物と一緒に飲むおとなしい酒を造っていく。

いろいろな酒があるけれど、蔵ごとに目標が違うから、それでいい。

最近はマリアージュもブームで、この酒にはこの料理と合わせますが、

日本酒は古来食べ物を選ばない飲み物。

本当に万能で、温度や器でも風味が変わる。

難しく考えず、それぞれが好きなように組み合わせればいいでしょう。’

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と。

 

むかーし、社長にお尋ねしたことがあるのです。

 

’大吟醸を美味しく飲んでいただくのに

どんなグラスで出せばいいでしょうか?’

 

その答えは、

まさにここに書いてありました。

 

’好きなグラスでいいんじゃないの?’

 

おりしもそのころ、

日本酒に合うグラスというのがちょっとしたブームで、

例えば、ワイングラスでお出しする、とかね、

日本酒を飲まないからこそ、

グラスはどうしようかなー、って考えてたんです。

 

 

でも、

頂いたのは!

この答え。

 

最初は、

えぇぇ?そうなのー?

それでいいわけー?

もっとこだわってもいいんじゃないー?

なんて、

と、内心、思ってたんですが、

 

 

好きなグラスでいいんじゃない?

楽しければいいんじゃない?

美味しければいいんじゃない?

 

あれ、どこかで聞いた。

 

温泉の入り方は、自分のやりたいようでいいんじゃない?

好きな時間、入ればいいんじゃない?

食べたいものを食べればいいんじゃない?

温泉に入らなくったって、ゴロゴロしててもいいんじゃない?

 

自分がいい気分だなぁ、って思えれば、

きっとそれが一番効果があるんですよね。

 

お客さまの好みも本当に、様々になりました。

例えば、

純米吟醸なと、冷酒としてのお酒(と私は理解している)を

お燗してください、とか。

昔は、知ったかぶってお断りしてたこともありますが、

でもよくよく考えてみたら

決めるのは飲む人。

押しつけもいいとこでしたわ。

 

美味しい飲み方をご案内する、

大事なことですが、

もっと大事なのは、

美味しく楽しく飲んでいただけること、

なんですね。

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今さながら、

超、超、納得したのでした。

 

あ、ちなみに、

ビールの飲み頃温度は5~6℃でしたっけ?

そんな飲み頃温度、私にはまったくかんけーない!

とにかーーーっく、

泡のたたないくらいの

ひゃーーーっこいの、お願いしますねっ!

 

ほら、それが楽しい!

 

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心がほどける 五感を愉しむ 宝巌堂

若女将 星智子

946-0087 新潟県魚沼市栃尾又温泉

025-795-2216

Emai:info@ho-gan-do.com


12月25日は

年末年始の準備のため休館させていただきます。


 

 

 

 

 

 

 

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