栃尾又温泉は8世紀前半の奈良時代(養老年間)に開湯したという、1250年以上の歴史ある温泉です。体に良いとされる、天然ラジウムの含有量は日本第2位。人の体温ほどのぬる湯なので、ゆっくりと長く浸かることができます。
また栃尾又温泉にはたった3軒の宿しかありません。そして、どの宿からも温泉へ行くには履物を履いていったん外へ出ます。うえの湯、したの湯、おくの湯と、男女が日替わりでの利用の共同浴場に、みんなが出向きます。
こうした外湯形式は数あれど、栃尾又温泉の宿泊者はみな、同じ湯舟に浸かる。これもまたとても貴重なことかもしれませんね。
<平成15年9月12日 (財)新潟県環境分析センター>
浴槽はレトロなタイル、頭が当たる部分に石を並べてあります。はまりの良い石を探して枕にしてください。ラジウム泉かけ流しのメイン浴槽の隣には40℃ほどに温めた「上がり湯」もあります。初めて温泉に入る時や、ラジウム泉が冷たく感じた時にご利用ください。慣れない方も体を温めては入り、温めては入りを繰り返すうちに次第に栃尾又温泉独特のぬる湯に慣れてきます。洗い場はありませんのでご注意ください。
レトロな青いタイル貼り。昔の浴槽をそのまま利用しています。真ん中の島から温泉が出ています。 したの湯と同じく、40℃ほどに温めた「上がり湯」があります。こちらには洗い場もあり、シャンプー・リンス・ボディソープが備え付けてあります。体や頭を洗う方はうえの湯からご利用ください。
2015年9月に新しくできた浴場です。「おくの湯」と「うえの湯」の少し奥にあります。したの湯の木材を使った情緒ある趣きと、うえの湯のレトロな雰囲気を併せ持った心地よい浴槽です。したの湯・うえの湯と同じく、40℃ほどに温めた「上がり湯」があります。洗い場もあり、シャンプー・リンス・ボディソープが備え付けてあります。